いと忙し日日(漫画版)
いっぺんに8巻の後半をやっている。まあ、50Pだから週刊の漫画誌などでは3話分くらいの分量ではあるけど。それにしても、時々連載がお休みになったりするせいもあるとはいえ原作とは大体1年遅れのペースだから追いつくのはいつになるやら。
祐巳が一人でがんばりすぎて結局倒れてしまうという過程をしっかり描いてある。目元などに疲れが見えるという前兆もあるし、その当日の朝は明らかに様子が変だというのが漫画だけにわかりやすい。目が洗脳でも受けたみたいに虚ろになっていたのはちょっとやりすぎな感じもしたけど……。
祐巳が安来節の練習をつい学校の中を歩いている時にもしてしまうというひとコマがあったり、なかなか細かいところも描写している漫画版だが、惜しい点もいくつかあって。
- 美術部員とのやりとり「大迫力/もう一声/最高傑作/よーし、もってけ泥棒」がない。さすがにページ数が足りなかったか。
- 祐麒を問い詰める時の「もう、胸が当たってる」がない。問い詰め終了の原因を祐巳が筋肉痛で動けないからということにしている。数少ない男性向けサービスシーン(?)を削らなくてもいいのになぁ。
- 祥子のルビが「しょうこ」になっている(2箇所)。正確に「さちこ」になっている場面もあるのでさらに謎である。間違っているところが結構いいシーンだけにちょっとこれはいただけない。
あと、3年生を送る会の内容が軽く描写されていたりして、どうやら2年生が絵画などの創作をしてお姉さまたちに見てもらうということのようだけど、原作にそういう説明はあったっけ。