百合姫9月号
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2007/07/18
- メディア: 雑誌
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アオイシロ(江戸屋ぽち) 作者はエロ漫画雑誌ばんがいちでもたまに書いているが、そちらで見るより印象がいい。少女漫画独特の色気ある男性キャラがいないのですんなり読めるのかも。キャラのテンションの高さはゲーム原作らしいところ。
EPITAPH(硝音あや) 絵は非常に好み*1だが、ちょっとキャラ設定にあざとさが感じられるのがマイナス。
百合の花粉は落ちにくい(三浦しをん) 題材が自分もよく読んだことがある「ひみつの階段」なので内容が理解しやすい。
青春の価値と輝きを正確に把握できるのは、青春が過ぎ去ったあとなのである。
百合物とは、『幻想の少女性』を追求するジャンルなのかもしれない。
など、さすがにプロはこのジャンルに対する俯瞰の仕方、言葉の選び方がいい。
初恋姉妹(東雲水生) いちゃいちゃしている場面の雰囲気はいいんだけど、この作者は妙に波乱含みの展開を作りたがるので、芯からは好きになれないところがある。
ひとつぶの海(タカハシマコ) この人にしては珍しくほのぼのしているような。男子にとっては、「ししゅんき」前の女の子の心理はまさに想像するしかない部分ではある。
マーメイドライン(金田一蓮十郎) 次回が最終回として、一応ハッピーエンドになるんだろうか。地の文の多さは漫画より小説向きのスタイルかも。