the Sneaker8月号

相変わらず買っても全体の2、3割しか読まないというコストパフォーマンスの悪いことをしているが、ハルヒ(とクロニカ)が載っている時は買わないといけないしなぁ。

ハレ貼れユカイ♪ 描き下ろしポスター(特別付録)

「晴れ」でなく「貼れ」になっているのが細かい。新聞紙を横に全部広げたサイズでかなり大きい。元々オリジナルのキャラデザはのいぢ氏だが、アニメのEDダンスについてはあちらが先なのでいわば逆輸入というか、この絵に限っては順序が逆なわけである。
アニメ版と違うのは朝比奈さんやキョンがちょっと照れたような表情を浮かべていること。さらに、朝比奈さんは腰に当てている手が左手から右手になっている。キャラクターの生みの親ならではの解釈というべきか。

特集「涼宮ハルヒの憂鬱

何と第9話「サムデイ イン ザ レイン」の脚本が丸々載っている。オフィシャル誌ならではの大盤振る舞いだけど、単行本にはしないのかな。まあ、改めて普通の小説の形態にして本にするのかもしれないが。
脚本だから当たり前だけど、ほぼアニメそのままの内容*1。朝比奈さんが着替えさせられる時に長門の顔で隠れて見えない、というカメラワークもちゃんと書いてあるから作者のアイデアだったようだ。
他には、第11話「射手座の日」で脚本を担当した賀東氏と谷川氏の対談が載っている。印象に残ったやり取りとしては、

(編集部の「小説を書くときとアニメの脚本で発想が変わったりとかはありますか?」という質問に対して)
賀東 とりあえず、入浴シーンとか長くしようとか(笑) 小説でお色気描写って、書いてる本人もたいして楽しくないじゃないですか。
谷川 まぁ、実際に見られるわけじゃないし(笑)

とか。意外とそんなものなんだろうか。漫画家だと実際に絵にするからまた事情が違いそうだけど。
あと、谷川氏はキョンの本名をどれにするか考えているということらしい。実際に出すかどうかもまだわからないということのようだが。

99番地のクロニカ Case.4 ヘンリー卿の冒険(椋本夏夜

本編は352Pからだが、250Pあたりにカラー2Pの紹介がある。本業がイラストレーターだけに色使いなどはさすがの綺麗さ。
魂の宿ったウサギのぬいぐるみが主人の少年を探して旅をするという話。割と偉そうで年のいった口調なせいか「菫画報」の第19話に出てきた犬をちょっと思い出した。飼い主が少年なのも共通している。まあ、日本と英国では風景とか小道具とかが色々違うわけなんだけど。どうでもいいけど、少年の服装がセーラー服である。

*1:朝比奈さんが跳び箱を跳ぶ時にこける(脚本)、のが箱の上で尻餅をつく(アニメ)になっていたりはする。