コミックアライブ8月号(創刊号)

メディアファクトリーから出ている雑誌としてはフラッパーもあるが、かなりおざなりな感じだったそれに比べるとこちらの公式ページは立ち読みもできたりして結構力が入っているような。

表紙(兎塚エイジ

ゼロの使い魔のルイズだが、描いているのは原作の方の人。6巻の頃から進むロリ化が著しい。本来このキャラは16歳という設定なのだが、この絵だとどう見ても12歳以下である。ちなみに、この絵を試用したマウスパッドが付録についてくる。

しはるじぇねしす(近藤るるる

終末コメディということだけど、髪型から察するに詩遥が悪魔(角のように小さく髪の毛が立っている)で絵美歌が天使(頭の天辺から輪を描く癖毛が伸びている)だったりするんだろうか。名前の「しはる」を「ルシファー」、「えみか」を「ミカエル」から取ったという可能性もあるし。
箱入りデビルプリンセスやストレイリトルデビルもそうだけど、天然で善良なキャラが悪魔になれるというのは宗教心のない日本ならではの技かもしれない。

陰からマモル!まだらさい、原作:阿智太郎

なぜいきなり第7話から始まっているのか。フラッパーの方で連載してたとか? ヒロインがアイドルオーディションで空気を読まずに無邪気な振る舞いに出るもなぜか合格するというのはベタすぎる展開だけど、いいのかなぁ。

モモタノハナ(井ノ本リカ子

転入初日から優しいクラス委員とお隣さんの女の子の二人と仲良くなるとはご都合主義にもほどがある。恐らくネットで知り合ったHANAという子はこの二人のどちらかだろうしなぁ。まあ、こういうのも嫌いじゃないんだが(これ以上むやみとキャラを増やさなければ)。
絵的には、柔和で癒される笑顔とむっちりした腰から太ももにかけての線はエロ漫画界でも異彩を放つ独自の魅力があるので個人的には期待している。狙い澄ましたサービスカットの一枚絵で見せるタイプではないと思うから、お色気は程々でもいいと思うけど。

ゼロの使い魔望月奈々、原作:ヤマグチノボル

表紙のルイズも大概幼いのだが、それを上回るロリキャラになっているとは予想外だった。小学校低学年といっても通用しそうである。大人っぽいキュルケでさえせいぜい中学生にしか見えない。漫画としての作りには特に問題はないけど、この幼さには慣れるだろうか。

おまかせ精霊(青木もあ)

すっきりと明るい絵柄は好印象。他力本願の度合いが強いほど大型の精霊が呼び出せるとか主人公のヘタレ化を助長するような設定はどうかと思うが、のどかな雰囲気の中でボーイミーツガールをしてくれればそれ以上は望まない。