第7話「その 素敵なお仕事を・・・」

毎度のことながら、最初の数分くらいはこのアニメのゆっくりした間合いになじむまで時間がかかる。本編をいきなり始めながらOPの音楽を流す仕様もいつのことだけど、基本的に静かな雰囲気のアニメだからできることなのかも。OP前のアリア社長とのかくれんぼは両者ともかわいくて和むが、結局お弁当は食べたんだろうか。
新婚さんの旦那の方はなにやら某シャッホーの稟君*1を思わせるマニュアル男だが、少々性格設定がいびつな感じを受けた。奥さんが惚れた原因が「路面電車(ってのもすごいが)で人に席を譲ってたから」というのと、「ウンディーネなんか船が漕げて愛想が良ければいいんだろ」という言葉はどうもかみ合わない。相手の立場によって見方が変わるタイプなのか。一日の最後には晃を指して「本気で後輩のことを心配しているから厳しい」とか言っているのも態度急変な感じでちょっとなぁ。まあ、アリア社長が気に入った相手が悪い人間のはずがない、という納得の仕方もありだろうけど。
天才少女らしく舟の扱いはすばらしいアリスが「ゴンドラ通りま〜す!」*2の掛け声が小さいという欠点があるのはなんとなく落ちとして読める。その後で晃に何度も言わされているところは声優さんが普段の抑えた時のものとの差異を作らないためにちょっと演技に苦労している感あり。
夕食のピザの巨大さに驚愕する一同の中でアリスが「……でっかいです」と言っているけど、あそこはどうせなら「『でっかい』でっかいです」と言ってほしかったなぁ。文法的には無茶だけど、そこまでこだわれば一種のギャグにもなると思うので。
あと、灯里たちを注意する時の晃が発する声が自分には「スワッ!」と聞こえるのだが、脚本にはなんて書いてあるんだろう。

*1:第18話の亜沙先輩とのデートでは完全にマニュアルと首っ引きだった。

*2:個人的にはなにかイタリア語の台詞でもよかったと思うけど。