第3話「オワレテ・・・」

第2話に続いてまた風呂か!(笑) しかも真後ろから肩甲骨を見せるカットとはまたマニアックな。製作者に骨フェチの方でもいるんだろうか。
それはともかく、相変わらず駄目というか見ていてイライラするのが加藤母子である。ユウは一応男の子らしくハルカをかばって戦おうとしたりするところはまあいいとして、そのあとロープウェイが落下の危機になった時に「もう駄目だ。ここで死ぬんだ」と膝を抱えて震えているだけというのはいかにも情けない。結局落ちたもののなんとか無事に済んだら*1、「大丈夫か」とハルカのことを気遣ったのはよかったけど、逆に自分の怪我をしきりに気にするハルカへ「しつこい」と邪険な態度をとるし、全体に行動がちょっと支離滅裂気味。
母親の方は依然としてユウに勉強させることしか頭にない。ハルカたちと会わせないようにして家にほとんど閉じ込めることにしたようだが、どう見ても逆効果である。まあ、異形の敵に襲われたなどという話はにわかに信じられないから、単なる夜遊びにしか見えないのも仕方ないけど。この点については、くだけているハルカの母も子供っぽい空想としか受け取っていないみたいだし。ハルカがすねて風呂に行ってしまった後に多少気にするそぶりを見せているのが違いか。
ハルカたちの日常世界とマントを着た者たちの非日常世界(ラクリマ時空界というらしい)の差が激しいのは変わらないが、3回目ともなると多少は慣れてきた。今回のアトリ(ハルカたちを襲った黄色い髪の男)の台詞「この時空のカラスは――」と、以前のカラスの台詞「お前は俺だ」を合わせて考えると、異なる時空に存在するもうひとつの自分が彼らということかな。鍵を握る「龍のトルク」がハルカらしいというところで次回。

*1:カラスがギリギリまで粘ったせいで地上までの距離が短かったのかな?