第21話「いい子でいることの意味」

希紗に続いて理絵子も友達関係から脱落気味。元々、気持ちの向いている方向が「まっきー → 理絵子 → 成基 → 希紗 → ブンちゃん」というどこまでもすれ違いの関係ではあるのだが、とうとう我慢できなくなってしまったようだ。成基が頑なに希紗のことばかり気にしているから無理もない。
フォローすべきまっきーも前回覚醒したとはいえまだ力不足なのか、拒否されてしまう。理絵子が泣いてる時に渡すべきハンカチを持っていなかった(ティッシュは持っていたが)のは痛いミスである。以前、成基が希紗の誕生日にプレゼントを渡すというそつのなさを見せていたのとは対照的にかっこうのつかない話。彼がポケットを探している時に理絵子が上目使いで様子をうかがっていたから、手際よく渡せていたら多少は展開も変わった可能性もありそうな。そんなに些細なことで変わる問題でもないのかもしれないけど。
成基も理絵子も「構わないでほっといてくれ」と言っているわけだが、理絵子やまっきーは相手を構う理由をはっきり言ってしまえばいいのである。「好きだから」ほっとけないのだと。特に成基は、理絵子のことを「委員長キャラだから」自分に構っている(心配するポーズをしている)と誤解しているみたいだし。まあ、一度言ってしまうと後戻りは出来ない上に、今の流れだと「嫌いだ」と完全に拒否されかねないからやはり言えないのかなぁ。