第2話「その 特別な日に・・・」

人物の作画にえらく気合が入ってたが、第2話ならこんなものだろうか。灯里だけちょっと茫洋とした感じだったのは、元々そういうデザインなのかもしれない。
それはともかく、藍華が上司の晶と喧嘩して会社を飛び出すが結局戻ってくる、という非常に予定調和な展開はいいとして、そもそもの発端にちょっと違和感があった。
街の皆が羽を休めるアクア・アルタの日に訓練を強制する理由が「半人前だから」だけというのはやはり横暴に過ぎるわけで、単に文句をつけたくて言っているようにしか見えない。あとでアリシアが「(晶は)本当はやさしい人なんだから」とか言っているのももう一つ説得力に欠けてしまう。原作ではどうなっているかわからないけど、このエピソードはアクア・アルタの日と絡めない方がよいのでは。
後半アリシアが登場して、「あらあらあら」と「うふふ」、さらにはその両方を同時に使って晶の舌鋒をかわすところは見事というかほとんどコントのノリ。結局、藍華に必要以上に突っかかるのはアリシアへの反発心が原因であるというのがわかって、見ている方としてはちょっと脱力してしまったのだが。それにしても、アリシア役の大原さんの声を聞いていると「すてプリ」のラクウェル姉のイメージがかぶる。能力的にも優れた常に笑顔の優しいお姉さんというキャラ設定が似ているせいだろうけど。