第16話「目に見えない巨大な何か」

歩:もしもし?
美紀:歩君? ごめん、お風呂入ってた。
歩:そうじゃないかと思った。
美紀:えへへ……。今、バスタオルだけ
歩:ん……あぁ。頭ちゃんと乾かした?
美紀:まだ濡れてる……。

いつの間にそんなに親しくなったんだ、と言いたくなるような気安いムードで会話する二人。なんだか、それぞれの台詞の語尾に常時「(微笑)」がくっついているような空気が漂っていて妙な敗北感が。田菜編から2年、美紀はともかく歩はずいぶんまともに話すようになったものである。それにしても、「バスタオルだけ」だの「濡れてる」だの、いちいち言葉があざとい。(笑)
後半は、ときみや二階の須河原アナの部屋が写されるが、人目を意識してない部屋の散らかりようも性格を考えれば割と予想通りかな。服くらいはたたんで片付けてほしいけど。一番気になったのがパソコンのデスクトップを埋め尽くすアイコンの山。部屋とデスクトップで片付き具合はシンクロするものなんだろうか。
今回は携帯で話す場面が続くのでなおさら目立つのだが、相変わらずどの人物も着メロがアップテンポで派手。淡々と進む展開の中でその瞬間だけ浮いている。演出としてそれほど大きな意味があるとも思えないけど、なにか気になるんだよなぁ。