第6話「世界の被膜が薄くなる」

地味なタイトルと、田舎が舞台の幻想譚という一見ひねりのない設定に興味を引かれなかったのだが、なんの気なしに衛星放送を見てたら、意外に自分好みの雰囲気かもということで続けて視聴することに。第5話までを見ていなくて細かい設定がわからないこともあり、感想を書くのを先延ばしにしていた。
まず目についたのは女子キャラの多さである。田舎ののどかな景色を背景に、様々な年齢や職業の女性たちが代わる代わる登場してくるさまは、構図だけならハーレム形態のラブコメである。まあ、主人公の男の子がやたらと淡白なせいでどうもそういう方向には行きそうにないけど。それにしても、幼女といっていい年代の小さい子から未亡人風の年増までよく揃えたものだ。
あと、妙にさっぱりしたキャラデザでありながら、そこはかとないエロスを画面から感じるのは足やらへそ*1やら胸やらを切り取って写すアングルのせいなのはたぶん間違いのないところ。監督が「ヤミと帽子と本の旅人」の人だからかな。あれは元々キャラデザからしてエロだったけど。
初めて見たこの話では、いきなり女の子が恋人らしき年上の男性に自分からキスをするという場面があって、朝っぱらから仮にもNHKが何をやっているんだと思ったものである。(笑) しかも、どうやら相手の男の気持ちは別の少女に向いているみたいだし、何だか教育に悪そうな展開しか予想できないのだが、本当にいいんだろうか。

*1:OPの映像にもある。