第38話 「さくらの楽しいいちご狩り」の感想

苺狩りという言葉について、例によって山崎少年が嘘講釈をしている。確かに苺のような果物をなんで「狩る」のかというのは疑問に思うところだけど。
バイトに来ていた雪兎においしい苺の見分け方をレクチャーしてもらっている時に指が触れて頬を染めるさくら。かなりベタなハプニングではあるが、この作品では意外にこういうシーンはなかった。強烈な憧れを雪兎に対して持っているさくらは、単に顔を合わせるだけでたいていポーッとなっているからわざわざ接触しなくてもよかったのかも。
ロックのカード、と聞いて「錠前?」という言葉が出てくるさくらも結構渋い。お父さんが考古学者だからかなぁ。さくらの家は洋風建築だし、錠前をつけるという雰囲気ではないが。
様子を見に来た奈緒子や利佳が(人を呼びに)帰っていくのをさくらが窓から見届けている時のカットは、足の方から映しているので微妙にフェティッシュである。飛び降りる時にスカートが翻ったりしているし。
カードを探している時に苺鈴が料理道具を見ているけど、せいろのようなものが出てきてケーキ作りに使うかなぁと思った。まあ、なにか和風の料理にでも使うのかもしれない。
観月先生の髪型が頭の後ろの高いところで結んだようになっているのは神秘的な感じが増していいんだけど、格別の意図はないのかな。桃矢が苺園にバイトできていることを知っていたにしても今回はほとんど会話はなかったし。