【Stage5】恋をしようよ〜マージ・マジーロ〜の感想

今回のゲストはまたずいぶん顔立ちの整った美少女である。セーラー服が似合う正統派とでもいうか。まあ、サッカー部のマネージャーで学園のアイドルという設定だから当然かもしれないけど、いままでマジレンジャーに助けられてきた一般の人々ではとびきりではなかろうか。
最初のスーパーだか百円均一ショップだかで芳香に見つかって、マネージャー山崎さんに対する気持ちを白状している時の魁君の表情は実によい。好きな人のことだと、こらえようと思ってもつい顔がにやけてしまうという感じがよく出ている。
二人をくっつけようとする芳香の努力はことごとく失敗に終わるわけだが、最初の蜂はともかく、扇風機のネタは落ちがバレバレだし、喫茶店でいきなりピンクの照明とムード音楽はどう考えても怪しすぎて不自然である。(笑) ポストに話しかけて子供に指差されるという嫌な展開まであり、コメディ演出としてはかなりの大盤振る舞い。
芳香が勇気と希望の大切さを説く場面で、回想にお母さん登場。ちょっと存在を忘れてた。すぐでなくていいから復活しないかなぁ。今のところは5人だけでも若さと勢いで何とかしている感じだけど、いずれ冷静なブレーンが必要になる気がする。
さて、後半だが、敵を倒す時の止めが人間大砲とはなかなかコミカルで味のあることを考えたもの。実際には、打ち出されてそのまま体当たりするわけではなくて剣で斬りつけているので、例によってどこまで意味のあるやり方だったのかは疑問だったりするけど。それにしても、巨大化する前の敵を倒す時の方がアクションが派手でスピーディーなものだから、あとのマジマジンやマジキングになったときの戦闘がどうも緩慢に見えてしまうのはなんとかならないだろうか。
結局、魁の恋の行方は「マジレッドになっているときの魁>普通の高校生としての魁」ということで残念ながら失敗ということに。まあ、確かに一番収まりのいい落ちのつけ方はこれかもしれない。普通に両想いだったらレギュラーになってしまうわけだから。でも普通、声で気づきそうなものなんだが。