第10話「UGだ! 萌えろ!」の感想

まあ、いつものことかもしれないけど、胸とか太ももを意識させるカットが多かった。
白絹が着ているドレスはフリルがたくさんついていて無垢で穢れのない感じを強調している。いつもと髪飾りが違う辺りは気合が入っているが。それはともかく、つぼみがアルティメットガールのコスチュームを披露していたりして今ひとつ客層のわからないクリスマスパーティである。
バルコニーで二人きりというベタなシチュエーションにシルエットだけの絵はさらにベタだが、まあこれもお約束か。プレゼントの中にUFOマンが紛れ込んでいるとかそういう質の悪いいたずらはさすがになかった。
真がアメリカに行くという話をつぼみとしている時のヴィヴィアンの部屋着姿は、柔らかい生地のせいか制服の時より胸の大きさが目立っているような。変身している時ももちろん大きいわけだけど、別に変身前と変身後で大きさが違うというわけでもなさそうだ。つぼみはなぜか自室でもアルティメットガールのコスを着たまま。
白絹の部屋着はミニスカートだが、心ここにあらずなせいか、スカートのすそがちょっと乱れていることに気づいてなくて、太ももが限界まで見えている。UFOマンにパンツのことを指摘されても反応なし。
白絹の携帯の着メロはOP「WHITE HEAT」。常に白絹のことを気にかけているヴィヴィアンの強引な誘いによって「コミッケ」に出かけることに。元気づけるなら、そんなに人の多くない普通のところに行くべきだと思うんだけど。
コミッケの規模についてのつぼみの講釈にわざと大げさに驚いてみせるヴィヴィアンだが、白絹は相変わらず冴えない表情。どうでもいいけど、大きな身振りをするものだからずいぶん大きく胸が揺れている。
今回の敵は同人誌怪獣「無修正」だが、なぜか妙に美声である。看板型といったところだろうか。そして、これまたなぜか野外にこたつを出してリポートする岡村さんと繭。ちょっとした小技的演出だけど、岡村氏のやる気のなさも(「だって、寒いし」)表現していて面白い。
冬の野外で裸になるという覚悟のいる変身に身をすくませている白絹にUFOマンがさわやかな声で「さあ、寒い時にはこれが一番だよ」と、また深読みするといろいろまずそうな言葉とともにスティックを差し出す。白絹の変身シーンはカメラの動きがかなりアクロバティック。
敵が変身した白絹を見て最初に言った一言が「貧乳か。美しい」ってのもどうかと思う。その敵に吹っ飛ばされた時の白絹の胸がちょっと不自然なくらい揺れている。質量が大きくなると揺れやすくなるんだろうか。18禁ものの同人誌のページを体の前面に表示して白絹の羞恥心を限界まで刺激してしまう敵もかなり間が抜けている。断末魔の台詞は「新刊、落ちました」か。
白絹が自分の正体を真にばらしてしまってさあ次回、だが、「よく聞こえなかった」とかいう落ちじゃないだろうな。予告の、「おかず? おかずって何? 何なの!?」と最高潮に跳ね上がった白絹の声が今回は一番おいしかったかも。それにしても次回のタイトルは「変態」って……。