ユリア100式第3巻/萩尾ノブト、原作:原田重光

maeoki2007-04-03

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半分くらいは連載時に読んでいるのでそれほど付け加えるべきこともないのだが、相変わらずよくネタが続くことで、本当に感心する。扉絵がいつも正面顔なのは何とかしてほしい気もするけど。印象に残った話について書いておこう。
第18話 あたらしいカンケイ ユリアの妹であるジュリアこと105式が主人を見つける話。相手が18歳未満なのでこちらも寸止め。どうせなら、普通に契約させて完全にエロ担当にするという手もあったと思うけど、やはりそれだとバランスが取れないかな。母親が踏み込んできた来た時にジュリアが身動きせずにドールの振りをして誤解を招くという、ユリア&瞬介とは別のスタイルの落ちが確立されている。
第20話 ブラック・サン 山に山菜狩りに出かける話だが、当然のように瞬介のアレをキノコに見立てる場面あり。さらには、蜂に出くわしたところで「頭を隠す→アレを隠す」というユリアの勘違い行動でいつものエロ展開に。隠す場所はユリアの口とあそこである。個人的には、熊に襲われたら、という瞬介の心配に「大丈夫ですよ。イッたフリすれば…♡」と返すユリアの台詞がベタながらツボに入った。
第21話 カノコン 学園祭で彼女コンテストに出る話。ユリアが髪形を変えてまりあの振りをするのだが、意外と読者には区別がつく絵になっているのは目元や口元の表情がかなり違うせいだろうな。
第22話 ユリア・リブレ 瞬介の特技であるプロレス技を最大限に活用した話である。いつものごとくアレに取り付くユリアの行動をいちいちプロレスの技として実況するというプロレス部員の行動がいかにもおかしい。インプリンティングに必要な3秒という時間をフォールのカウントと合わせたのは事前に考えていたことかどうかわからないけど、上手くはまっている。
奥さまはユリア100式 描き下ろし。二人が結婚したらという設定だけど、やはり寸止めなのは変わらない。まあ、最終回でもそんな調子になりそうな漫画だし。