キミキス第1巻/東雲太郎、原作:エンターブレイン
キミキス 1―various heroines (ジェッツコミックス)
- 作者: エンターブレイン,東雲太郎
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: コミック
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よかった キレイになっても摩央姉ちゃんのままなんだね
とか
今のキレイになった摩央姉ちゃんもいいけど
メガネをかけた摩央姉ちゃんもいいのに
とか、多少照れが入りつつもさりげなく相手を褒める言葉が出るのはさすが主人公である。摩央がメガネをかけなくなったのは、幼い頃に主人公が言った一言*1が原因なのだが、かけているときもいないときも両方フォローしてあるから問題なし? 後者は、「どんなふうに?」と聞かれて「昔遊んだ摩央姉ちゃんを思い出して……安心…するんだ」と理由も説明している。
家にお泊りに来たときに、主人公のベッドに上がってきてキス&トークをするところはエロゲーなら第1回目のシーンになるだろうな。2回目のキスの前に「もう…またしたいの?」と言う摩央は、台詞と表情だけ見ればエロ漫画そのものである。
菜々編 増刊のあいらんどに掲載された一種の番外編。キスがどんな感じか知りたい妹の菜々があれこれ手を尽くして調べるが、結局曖昧なままなので親友のなるみと練習してみるという話。なるみも女の子だから、いわば百合的なシーンがそこに出来上がるわけだ。どちらかといえば擬似的なものだとは思うけど、この作者はいざ行為に及ぶ前のドキドキを描くのが上手いので無駄に妖しいというか、男子を相手に持ってこなくても話が作れるというのがわかって面白い。
*1:「メガネザル」。女の子と遊んでいることを友達にからかわれてつい言ってしまった。