ヤングアニマルNo.6

maeoki2007-03-10

海の御先文月晃 海につかったことで服が透けて下着が見えるというお約束なサービスはいいとして、二人ともそのことにまるで頓着していない爽やか過ぎる笑顔のまま会話を続けているのは少々違和感もある。わざわざ下着の柄まで丁寧に描いているという手のかけ方がどうもあざとく感じられてならない。一度どちらかに気づかせておいて見ないことにするという方が自然では。
ユリア100式(萩尾ノブト、原作:原田重光 挿入直前ネタも初めてではないが、今回は精液を体内に入れるためという本来の目的にかなったものになっている。だからといって瞬介が許すわけもない。婚約者がいるにしてもそこまで拒絶する必要もないんじゃないかとは思うけど、真面目な瞬介には仮にユリアが「好きだから」といっても通用しないかもしれない。あと、ユリアは「面と向かって『S○Xして下さい』とお願いする」のは恥ずかしいらしいが、いつもあれだけ積極的に自分から仕掛けていることを考えるとこれは意外だった。いわゆる乙女心なんだろうか。
キミキス東雲太郎、原作:エンターブレイン 恋のコーチとして恋愛のいろはを教えるというのは、第1シリーズの「摩央編」と教える側が入れ替わっただけとも取れるような。まあ、一応年上の威厳で教える立場を崩さなかった摩央と違って主人公は早々に自分の経験のなさを明かしてしまっているわけだが。
それにしても、練習なら何でもありなのか、お弁当のおかずを「あーん」して食べさせるのはともかく、今回の話でいきなりキスまで持ってくるとは思わなかった。二人で練習した後にゲーセンに寄って遊んだ後、時間も遅くなったところで

明日香「ね 恋人同士ならこういう時 どうやって別れるのかなぁ…」
主人公「キス…とか?」

というやり取りがあって、いざ「練習」をするわけだが、明日香の方は無意識だったとしても主人公の方が何気に踏み込みがいいというか、冗談みたいなものだとしてもよく言えるものだと思った。唇にキスされそうになって明日香が言う「い いきなり唇はオリンピック級だよっ」とか、そのあとほっぺにキスされての「恋の地区予選くらいは突破できたかな…」とかは、見た目も中身もこの手のことには慣れてなさそうなこのキャラには似合わない洒落っ気が感じられるけど、そこは前回の「恋のコーチになってくれる?」同様ゲーム的ファンタジーと見るべきだろうな。