ヤングアニマル嵐No.4

オレたま（瀬口たかひろ、原作：原田重光）　巻頭カラー。エリスが手をこまねいているうちにサキュバスのアイリンとかいう新キャラ登場。この世界の悪魔のヒエラルキーはどうなっているのかよくわからないところもあるが、淫魔の名前通りスペシャリストらしい。それなら最初からこのキャラが出てくればいいわけだけど、それじゃ物語にならないか。危ないところでバイト先の店長が来て助かるといういつもの寸止め展開。ただ、どうせならコカトリスを倒すように鏡で相手をいかせるというアイデアをそのまま使った方がよかった気もする。
ラブホいこうよ♥（鬼ノ仁）　パンツとかバニーの衣装とかのお色気はあるが今回もエロなしである。それでも十分馬鹿馬鹿しいノリが面白いからいいんだけど。お客の名前が「M美」だの「A男」だの、ものすごく投げやりなのが受けた。何というか、ラブホが舞台になっていることで逆にエロが抑制されているような印象もある。学校や普通の住宅といったノーマルな場所でないことが各キャラの（まあ、主にヒロインの可織だが）変わったテンションを生み出す方向に働いていて、エロな方向でキャラを立たせようとはしていない感じだ。エロは成年の方で好きなだけ描けるから、むしろこういうセンスがあるというのはいいことかもしれない。それにしても、お客も含めて女性上位の世界観である。