パンプキン・シザーズ第12話「見えざる痛み」

maeoki2007-03-03

後味のよくない終わり方。3課及び少尉が挫折を知る話だったということのようだけど、後半になればいやでも強敵に出会うだろうし、わざわざかっこうのつかない様を2話かけて描写する必要もない気がする。第10話が過去の話としては成功談として終わっているから、それの対比として持ってきたのかもしれないが。
前回の最後で少尉を脅すというしょうもない真似をしていた男二人は原稿を売って大金を得ることが目的だったということで、本当にただの小悪党でしかなかった。案の定、セオリー通り本当に力のある悪の組織に始末されてしまっていたが、同情する気にもならない。
セシルは少尉や伍長と行動を共にする中で理解と信頼を見せるようにはなったものの、原稿が世に出ずに失われてしまったことで3課には失望してしまったようだ。ドルトンに原稿を渡す時は仲間から気絶させられるという不慮の事態があったから仕方ないけど、写しを別の場所に保管しておくべきだったかもしれない。男二人と違って記者を信用はしていなかったようだし。
暗殺者に襲われるシーンでは、少尉と伍長が協力して戦うというのが見どころだが、3課の目的が達せられない話でやってもあまり盛り上がれないというのも正直なところである。
次回予告ではいよいよ共和国の姫が登場するのだが、原作に比べると釣り目の度合いが減ってちょっと印象が違う感じだ。実際にしゃべっているところを見ると感じも変わるだろうか。