パンプキン・シザーズ第11話「静かなる胎動」

maeoki2007-02-24

そういう展開なのだから突っ込んでも仕方ないが、いくら習慣にしているとはいえ貴族の身分である人間が軍の施設まで一人で歩くのは危険すぎである。本人の希望で供は連れないのだとしても、こっそり護衛なり監視なりつけておくべきじゃないだろうか。
誘拐の目的が一種の革命なのはわかるものの、そのメンバーたちの行動原理が単なる個人的な感情でしかないのでスケールが小さく見えてしまうのは何とも。誘拐の実行役になったセシルは死んだ兄の原稿を世に出すことが目的のようだし、もう一人の男は富める者への不満をぶつけているだけで、最後には少尉の姉二人の事を持ち出して脅迫しだすし、まるで悪役である。国を変えるためのやり方を自分達で考えようとしていない時点でちょっとなぁ。これなら、ジャーナリストの野次馬根性なのかもしれないが、まだ新聞記者のドルトンの方がまともに見える。