I'm Waiting 4 You/GARNET CROW

I’m Waiting 4 You

I’m Waiting 4 You

既に去年の10月に最新のアルバム(5枚目)も出ているが、こちらは4枚目。数ヶ月前にネットで「おたく向け」みたいな意見を見て、それはどちらかというと批判的な雰囲気のものだったのだが、聞いてみたら確かにこれはおたくに受ける要素がある気はした。抽象的で神秘的な空気を感じさせる歌詞もそうだし、妙にシリアスで生真面目な歌い方など、一般的なJ-POPとは違う部分があって微妙にマニアック。あと、基本的に夏よりは冬の方が似合う曲が多いかも。
何度も聞いてたら全部の曲がいいと感じるくらいになってしまったのだが、とりあえず印象に残った曲をいくつか。
夕月夜 いきなり第1曲目からすごくシリアスな歌い方。特に、「我、見えぬ、見ゆるども」の後などにある「ah〜」の重々しさは最初聞いた時何事かと思ったくらいである。「過ちですか」、「許されますか」など疑問系の言葉が耳に残る。
忘れ咲き 歌詞からすると一種の思春期ソングか。「愛だとか恋だなんて変わりゆくものじゃなく〜」の辺りのストレートでないところがよい。調べたら、某少年探偵アニメのエンディングになったこともあるらしいけど、明快で聴きやすいメロディーはそんな感じかも。
この冬の白さに ついどんな曲でもOP、ED、挿入曲のどれかに当てはめる癖があるのだが、これはさしずめ三番目か。悲劇のクライマックスというイメージで。良くも悪くも孤独の影が付きまとうんだよなぁ。