ばんがいち4月号

maeoki2007-02-20

表紙(ひよひよ) ナースのお姉さんが赤い下着姿で聴診器をもってポーズ、「はい、今度は私を解剖して!」。ビーストのテンション高めで少々マニア的なノリと比べると極めて普通のコピーだが、コンビニ売りの雑誌としてはこれでいいのかも。
主婦の友2(千葉哲太郎 「2」とあるからには続編なのだが、第1作は’04年のものらしい(8番目のレス参照)。義姉と関係を持つ話なのに、微塵も背徳感がないエロバカ系。普段の家事すら弟君にさせるというダメ主婦なので、彼にモーションをかけるのもそのダメな行動の延長という感じである。リビドーだだ漏れの言動で弟君に突っ込みを入れられまくる様はヒロインとか姉キャラとかの定型からはかなりずれている。
柳田君と水野さん その3(榎本ハイツ 先月号の巻末コメント*1通りツンデレ娘のその後の話。相変わらず素直に「好き」といえない水野さんがかわいいが、ちょっと絵が荒れているというか、線が硬いのが気になった。エロシーンはそれほどでもないが、通常のシーンで柳田君の顔が濃すぎる感じがするのがなぁ。メガネの縁や眉を太く描きすぎなんだろうか。
柳田君のキャラが単なる真面目委員長でないところがいい。水野さんにとっては「セッ○スフレンド」ということになっているのを逆手にとって「友チョコ」を要求するするところなどはなかなかの行動力である。その場は断られても、後で(飲みかけではあるが)ミルクティーをもらえるわけだし、それをたとえば「女の子の飲みかけだから喜ぶ」というような変態的なギャグをかますことなく素直に「嬉しい」と言えるのもいいと思う。
それにしても、柳田君の部屋に2人で入るなりすぐにやり始めたのにはちょっと驚いた。いくら「セッ○スフレンド」だからって少しは抵抗するかと思ったのだが、要するに表には出ないだけで水野さんの方も望んでいたことだった、という風に見るとツンデレ的には美味しいかな。

卒業引力(苺野しずく 今の時代にスケバンのヒロインというのも珍しいが、卒業前のお礼参りのような雰囲気でいきなり好きな先生にフェラしてしまうという冒頭の展開はびっくりである。気持ちが通じていざエロシーンになったら、出る声が「にゃふぅ」とか「みゃあぁああぁっ」とネコミミキャラもどきだし、よくわからない。好きな人の前では完全に人が変わってしまうというわけでもないので、作者のセンスとでも思うしかないのかなぁ。

*1:「そろそろ例のツンデレ娘の話が書きたいですねー」と書いていた。