瑞本つかさ先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン!!

瑞本つかさ先生の【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン！

まず、メーカーの公式サイト（かなり詳しい）とレビューや攻略サイトへのリンク。
長いタイトルである。「瑞本つかさ先生の大人の性教育!!」だけでもよかった気はするが。というか、最初はつかさ先生に教えてもらう場面はないのでこのタイトルはちょっとミスリードかも。
まだ序盤しかしていない状態で感想を書いていいものかどうか迷ったんだけど、ストーリーの結末が重要になる作品ではないだろうし、最後までやってもそれほど違う感想は出てこない気もしたので書いてみる。
システム　保健体育の授業よろしく普通に男女の身体や行為の仔細についての講義をひとしきり受けた後、「実技」として実際に先生（と主人公）の身体を教材にして学ぶことになる。どちらも程々の長さにしてあるので、だれないのはいい。
意外と講義の部分が本格的なので勉強になる、かもしれない。何しろ、タイトル画面で選べるモードにいわゆる「回想モード」とは別に「学習モード」があって、わざわざ講義の部分だけを見られるようにしてあるくらいだし。まあ、「精液の成分は99％の精漿と1％の精子であって、精漿は約70％の精嚢液と約30％の前立腺液からなる」みたいな知識は、世の大半の人には生きる上でそんなに必要なものでもない気もするけど。
ストーリー　たった一人の生徒のために３人＋１人の（若くてきれいな）先生が身体を張って性教育を行うというのはかなり非現実的な設定なのだけど、そのことについての説明は今のところない。「エロゲーだから」それは必要のない部分かも。何回か授業を受けるごとにつかさ先生からもらえる「ほけんだより」で先生たちの人となりや攻略のヒント*1を紹介していくようだ。
エロ　１０回ほど授業をこなした*2中で主人公が射精しなかったのはわずかに１回という、いかにもエロメインのゲームらしい仕様。膜を観察するだけなのになぜ主人公のものを股間にこすりつける*3必要があるのかわからないんだけど、何が何でもそういう方向にもって行くのはある意味天晴れというべきか。あと、どの先生も４回目の授業で本番行為をすることになるのはちょっと早い気もしたが、色々バリエーションをつけていくのであればこれくらいの段階でもいいかな。
キャラ　割合オーソドックスな見かけでメインヒロインっぽいつかさ先生は初期段階ではナビゲーター役なので、今のところは（個人的に）唯子先生の一人勝ちか。特にファンタジーな世界観でもないのにネコミミだったり、主人公に「寺川先生と呼べ」というくせに一人称は「唯子先生」だったりと、何かと突っ込みどころの多い設定がたまらない。キスの授業では実技で行ったそれが「ファーストキス」だったことが判明することからもわかるように、相当初心である。
高○生の主人公と同年代か下手すれば年下で、どう見ても教える立場ではないのだが、そんな子が危なっかしくも先生として振舞うというのもエロゲーならではのキャラの立て方かもしれない。授業の時の強気な態度といざ実技段階になってのぎこちない年齢相応な態度とのギャップは、いってみれば一回の授業で「ツン」と「デレ」を毎度見せられるわけだから、ゲームのシステムによく合っていると言えるだろう。

*1:ネットには既にまとまった情報が出ている（http://kiisu.jpn.org/eroge2.php?name=8062）からそちらを見る方が早いだろうけど。

*2:パッケージ裏の記述によれば全部で６０回あるとか。

*3:挿入はしていないが。