パンプキン・シザーズ第8話「雪原に燃えて」

maeoki2007-02-04

伍長「少尉、自分と羊のように身を寄せ合って眠ってください」

かなり予定調和な展開で先はだいたい読める。まさか上の台詞を言わせていつものように頬を叩かれるシチュエーションを出すためだけにこの話を作ったわけでもあるまいが。雪の中で小屋に閉じ込められて寒さに凍えるというのもお約束みたいなところはあるけど、これが色気重視の作品なら伍長と少尉を二人きりにするところだ。身を寄せ合って、といっても単にくっついて眠るだけだし、そういう意味ではこの作品らしい抑制は効いている
気になったのはこの台詞の前のオレルドとの会話で「少尉は未成年だから酒は」みたいなことを言っていること。現代の日本ならいざ知らず、欧州の前世紀前半辺りっぽい時代背景で酒にそこまで厳しいものだろうか。てっきり、(少尉は)酒がものすごく弱いからダメというのかと思ったんだけど。
キャラ的な見所としては、オレルドに制裁を与えようとしたところを伍長に子猫のように首根っこをつかまれて止められる少尉とか。その体勢で無理やり(オレルド他がこっそり秘匿していた)食料を食べさせられるというおまけつきで、これは第3話での食事のシーンのいわば代替シチュエーションといったところか。