パンプキン・シザーズ第7話「踊る者踊らされる者」」

maeoki2007-01-28

原作ではすぐに舞踏会になっているところを途中で1話はさんでいる。本当の婚約者が誰なのかは、漫画を読んでいなくても前回の予告でかなりバレバレな感じだけど。
まず出てくるのがシュルツとかいういかにも当て馬っぽい貴族。別にまずい顔はしていないと思うのだが、どう見ても少尉のことを理解しているとはいえない様子で歯の浮くような台詞を連発されても滑稽なだけで、見ている側にはまるでピエロである。それをむやみと反発せずに聞いている少尉はただのはねっ返りではないところを見せていていいと思う。
少尉がドレスではなく軍の礼装を着ていこうとして姉のエリスに蹴られかけるシーンは漫画とは多少シチュエーションが違うもののちゃんと入っている。構図も同じ。しかし、その後のシーンで、ソリスが理詰めで少尉を説得しているのはキャラ的な楽しみ方としては物足りない面もあるわけで。エリスにとっては初めて三姉妹が一緒に舞踏会に出る機会だから同じドレス姿でいてほしいのだ、というネタ晴らしをされて赤面するところも見てみたかったような。
例によって伍長のランタンモードで新式銃の護衛兵も無力化して領主を捕まえた後で、ようやくレオニール登場。明らかにこちらが本物らしい立ち居振る舞いなのはそういうキャラだからいいのだが、相対した少尉がちょっと顔を赤らめているのが気に食わない感じもするなぁ。貴族の令嬢が軍の仕事もすることについて理解を見せるという態度も漫画の5巻以降を読んでいるとすんなり言葉通りは取れないし、個人的にはもっとクールに対してほしかった気もするのだが。まあ、この場面ではドレスのまま馬車に乗ったせいですそが思い切り泥だらけになったのを恥じているのもあるんだろうけど。