パンプキン・シザーズ第5話「あさはかな者達(おとこたち)」

maeoki2007-01-22

戦闘はないのでちょっとした小休止といった感じの回。まあ、伍長が入院していて動けないわけだからあまり物騒なものがやってきても困るか。
作画的には少尉がややいつもより釣り目気味で猫っぽいイメージ。伍長の体調が本当は気になるのにそれを素直に態度に出せないという、いわゆるツンデレモードが入っている話だからちょうどいいのかもしれないけど。
脇の女性キャラ二人が目立つ回でもある。人事課のミレイユと伍長担当の看護婦ロゼッタ。ミレイユは原作でのイメージより声が色っぽいような気がした。看護婦さんの方は原作だと名無しだったと思うが、名前がつけられている。オレルドが初対面で目ざとく胸の名札を見て名前で呼ぶのはいかにもこのキャラらしいところ。ロゼッタが尿瓶での採尿に命をかける様はコメディ多目な今回の話においていわば影の主役といった雰囲気だが、原作ではLだった容器のサイズがLLになっている。2メートルはありそうな伍長の体格を考えればそれが適正かも。しかし、この手のものにサイズの大小はあるんだろうか。
自殺騒動を起こす同室の患者ワンツが屋上で語るシーンは多少台詞が長めになっており、ゲストの脇キャラにしてはよく動く作画で丁寧に描かれている。「不況だー? ふざけるなっ!」から始まる会社への恨み言のところでは6パターンほどある多彩なボディアクションを見せておりまるで武術の演舞のようである。この少々過剰とも思える手のかけ方は、演じている人が割と大物なせいなのかなぁ。