Juicy/Cuvie
Juicy [限定版] ドラマCD付き (富士美コミックス)
- 作者: Cuvie
- 出版社/メーカー: 富士美出版
- 発売日: 2006/12/08
- メディア: コミック
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ExtraOrdinary ドラマCDの題材になっている前、後編の話。この巻では最もエロ重視の内容なので選ばれたのかとも思うけど、エロゲーでいうなら「色欲エンド」的な展開と落ちは自分の好みとは外れるなぁ。あまり無理やり感はないのが救いではあるのだが。転校生のヒロインが前の学校で用務員に調教されて性的な快感を知っているという一種の(後天的な?)ニンフォマニアで、転校してきた学校のクラスメイトに同じような立場の女の子がいて一緒に男たちの性欲の対象になろうとする、という話。ドラマについては後で。
ボトム ばんがいち1月号の榎本氏の作品をちょっと思い出させる内容。まあ、もう少しドライな感じでラブ度は薄いが。お嬢様らしくあくまでも強気な態度で挑むヒロインがよい(画像参照)。あと、この手の話ではよくある「おねだり」の台詞を「お約束」と男の方に言わせているのがベテラン作者の余裕かな。その台詞も「〜してください」という哀願調ではなく「〜しなさいよっ!」というこれまた強気な調子で、男の方もそれをとがめないという辺りに無意識の馴れ合いを感じる。
Breathing これも前、後編で、この本の中では恐らく一番ダークな話。兄妹という関係も手っ取り早いラブラブなカップルに使われる場合もあれば、この話のように兄を性格の悪い人間にして、家庭内調教みたいな話にすることもできるわけだ。その関係をのぞき見させられる(正確には携帯で聞かされる)第3者が主人公。最後は一応前向きな落ちになっているのでそんなに後味は悪くないが。
SHY SHY GIRL 男の方にちょっとだけ鬼畜的な部分がある話が作者は得意なんだろうか。本当にいじめたいと思っているのではないわけだが、こういう性格のキャラは恥ずかしがる女の子との相性がいいからなぁ。あと、別にこの作品に限ったことでもないが、女の子の感情とか快感を表す脚の動きがいいと思う。
GIRLS 最も長い前、中、後編の話。姉妹の妹の方と付き合っている主人公が経験豊富な姉に手ほどきをしてもらって云々、というまとめ方ではちょっと乱暴に過ぎるか。お姉さんの単なるエロキャラでない設定がいい。妹に隠れて関係を持ってしまった後で、
仁くんはぁ 「Hなまなみ」としたかっただけ*1
これからまなみを開発すればすむことでしょ?
と、主人公の気持ちを言い当てるとともに適切なアドバイスもしている。まさに理想的なサブキャラ。
えくすぺくたぼ 年上属性な人にはいい話。久しぶりに会った二人が交わるというだけの内容とも言えるのだが、年上だからリードするとか年下だからされるがままとか、ありきたりなキャラになっていないのがいい。基本的には年上のヒロインの方が上手(うわて)なんだけど、最後には男の子が「自分から会いに生きます」宣言もするし。
ExtraOrdinary(CDドラマ) 声優さんの名前は知らないものばかりだが、演技自体は悪くない。エロシーンの尺を伸ばすためか、原作にない台詞が追加されているのがちょっと難かも。そのほとんどが男のものな上に、「もう我慢できねぇよ」とか「寂しいま○こにち○ぽを入れられて満足か?」とかどうにも普通すぎるセンスなのが困るところ。
*1:姉妹は非常に顔が似ている、という設定。