電撃萌王2月号
- 出版社/メーカー: 角川 (メディアワークス)
- 発売日: 2006/12/26
- メディア: 雑誌
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表紙 やはり駒都氏が描いていると萌王だなぁという感じがする。一度休刊するまでの16回の内、最多の6回表紙を描いているわけだし。付録の「おとなの萌王」にはこの絵のアレンジバージョンが使われている。
THE ART OF みぶなつき ごとP氏から若干ロリ分を抜いたような感じがする絵。半数くらいはパンツが見えている構図だが表情が明るいのであまりいやらしさはない。
萌絵萌絵コロシアム テーマは「お姉さん」。範囲の広いテーマだけに描く人によって方向性がかなり違っている。ただのお姉さんというより「お姉ちゃん」や「お姉さま」になっていることも。わかりやすくロリ過ぎない絵でエロなものが票を集めやすい、という見方からすれば「保健の先生が胸の谷間に体温計をはさんで誘惑」なトモセシュンサク氏が一番かと思うが、多少発想的にはレトロかも。他に、有子瑶一、かみやまねき、方蜜。
スク水描き方講座 第4回講師はじじ先生。実際に誌面に載るイラストの前にそのシチュエーションに至るまでの過程をキャラの設定と共に考えている、というのはある意味二次元世界のプロらしい心構えというか。ラフだが4枚の設定画が解説のページに載っている。まあ、個人的には「日焼けあと」について書いた文章の、
スク水ならではの白い肌面積の大きさ、そしてそんな普段ガードされている部分が露出されているという無防備さなど、さまざまな魅力が含まれています。覚えておいて損はありません。
という無駄に力強い調子に受けたわけだが。
おまかせ! さやなのもえろ部♥(水兵きき) かの「みかハラ」の作者。基本的に初心な子が露出せざるを得ない状況になるというのは一つの十八番かな。今回は女の子二人組で一人はノリのいいお姉さんタイプだが、主人公のさやなは奥手なタイプ。そんな子が露天風呂で見知らぬ男性客数人と一緒になってもあえて堂々としていなければならない、というのはこれが「お手伝い部」の仕事で、風呂に一定の時間入り続ける必要があるからだが、そりゃ恥ずかしかろう。それにしても、目の前にいても湯気で肝心なところが見えない、というのは地上波アニメではよくある話だが現実にはどうなのか。
こはるびより(みづきたけひと) 今回はみのり編。雪の山小屋で貴也と二人きりというシチュエーションも、小屋の暖房設備が整っていて「人肌で暖め合う」などということにはならずに残念、と思っていたら「不安なんです 私だって女の子なんですよ?/心細いんですようっ だからぎゅっとして下さい!」と正攻法で密着状態に。
そんな状態でしばらくくっついていたら貴也が「ヘンな気分になってくる」と言い出して、「このもやもやした気分を晴らすにはあれにふけるのが一番だ」と妖しい台詞をはいていざ18禁なシーンに突入かと思いきや、この漫画でそんなことになるはずもなく……。でも、普段報われないこのキャラには(妄想も含めて)最大限の幸福な見せ場が与えられたというべきか。
次号で重大発表らしいけど、やはりアニメ化?
おとなの萌王(袋とじ) ナースがテーマ。自分が名前を知っている人というと葵久美子氏くらいだが、上腕部と脇を見せるナース服は独自性があっていいものの、右足の角度がかなり無理をしている感じがして、ちょっと不自然なポーズに見える。
個人的に気に入ったのは岸田メル氏。「(小児科のナースだから)看護婦さんも子供だといいと思ったので、ひんにゅうです」とのことだが、絵柄的にはもっともシックで等身も高く落ち着いているのが皮肉なところ。他に、佐伯達也、カントク、ごま、ヒナキユウサ、HIMA、九尾。
おとなの萌王(付録) 副題は「魅惑のランジェリーカタログ」で全50P。前号の下着トランプといい、これといいやはりエロには勝てないのか。百合漫画になっている「もぎたてフルーツパイ(宇岐多冬梧)」は色気の漂う絵で悪くない。あと、涼香氏の清楚な雰囲気も。
ただ、今回は表紙を担当している駒都氏がめったにない下着姿の女の子を描いていてそれが非常にエロであるというのが最大の目玉かも。本人のコメント曰く、
女性の下着は聖なる領域という確固たる信念において、安易な安売りはいけないと何時も心がけていますので「描け!」と命令されないと描くことはまずありません。…久々の命令に感謝しております!(笑)
だそうで。
Sweet My Sisters(よし☆ヲ) マスに浮き出たことがプレイヤーの現実にも起こるという双六の話。妹がネコミミ、猫手の魔法少女に変身とかおたく的にはすばらしい機能だが、本人ははずかしいらしい。絵のキャッチーなかわいさがいい。どちらかといえばロリ系だろうけど出るところは出てるし。