ヤングアニマルNo.24

ユリア100式(萩尾ノブト そういえば、既に2巻まで出ている単行本の感想を書いてないな。いつのまにかアニマルの公式サイトにはこの作品専用のコーナー*1まで作られており、人気の高さが伺える。まあ、どちらかというとラブやエロよりコメディ要素が勝っている漫画なので某ふたりHに代わる看板にはなりにくい気もするのだが。メインよりサブでいるときのほうが持ち味を発揮しやすいタイプというか。
今回の話は、瞬介が頭を怪我して出血しているのでそれを止めるためにあそこに血液を集中させようという、いつもながらのバカ展開。何か最近は挿入寸前まで行くのがお約束になっているような。それにしても、これだけ露骨なことをされてユリアの正体について疑問を持たないものだろうか。
キミキス東雲太郎、原作:エンターブレイン 摩央編最終回(第8話)。前回の「…僕には…………好きな人がいるんだ」という引きから今回の展開は、たいていの人が予想していたことかな。まあ、原作で同じシーンがあるのなら予想するまでもないわけだが。
いずれにしろ、ゲームの完成された絵柄に対抗できる絵が漫画で見られるとは思っていなかったんだけど、やはり女の子の色気を描くことに関しては鍛えられているエロ漫画家の底力ということなのか。今回で連載が終了かと思ったら、人気もあるのか「漫画もゲーム同様にここでリセット!」でまた新しいヒロインでスタートするらしい。結構こういうのも珍しいかもしれない。普通はハーレム的に各キャラの見せ場を作っておいて王道ヒロインと結ばせるという感じになりそうだし。
まじかるストロベリィまつもと剛志 「熱さまシフト」とか「バイトパワーも売り切れですの…」とか相変わらず言葉の使い方が上手い。今回はスージーの話で、カナダでおじいさんと暮らしていたという過去を前坊が語るのだが、何の疑問もなく普通の人間の女の子として物語上では扱われているのがこの漫画らしいところか。

*1:現時点ではストーリーの紹介やキャラの相関図などがあるのみでシンプルな状態。コンテンツを作っていくとしたら、作中の解説文「ユリア100式マニュアル」や瞬介が使うプロレス技のデータベースとかかな。後者に関しては単行本でもフォローされているけど。