ばんがいち2月号
相変わらず買いにくい表紙だ。先月に比べれば大人しいけど。
Confession(森崎くるみ) 酔った勢いでヤっちゃって、その後付き合いだした挙句子供ができたけど、彼がきっちり受け止めてくれる人だったから結婚しました、というのはちょっと女性側の夢が入りすぎてないか。たまたま運がよかっただけというか。
クリスナム! ナイツ(苺野しずく) タイトルからしてしょうもないが、開始早々「あなたはクリスマスの悪霊に取り憑かれているわ――ッ」とかかなりあれな台詞が。まあ、寺に住む姉弟の話だからキリスト教の祭日を敵視しても不自然ではないけど。エロシーンのクライマックスでアナ○から数珠が出てきたり、どうもこの作者のセンスは少しずれている。絵自体は手書きの味があって悪くないのだが。
あまえてよっ(松野すすむ) 今回は露出ネタではないようだ。というか、タイトルのロゴが某仏教ラブコメのロゴに似せてあるのはいかがなものかと。内容的に男が女に甘える話ならばまだ必然性がないこともないんだけど、これはどちらかというと逆みたいだし、いいのかなぁ。
雨の日の脚音(榎本ハイツ) 「メガネを取ったら美人」の前髪版にストーカー属性をつけた話。目を見せなかった理由が「皆変な目でじろじろ見るから」なのだが、そこで自分の顔のよさに気づかないというのも相当な鈍さである。そうかと思えば、ストーキングの理由が二人きりになるためだったというあたり丸っきり男女のことに無頓着というわけでもないし、かなり微妙なキャラ造形のような。女性慣れしている主人公に独占欲を持たせるだけの美貌がなければただの怖い話にしかならないけど、人によってはツボに入るヒロイン像かもしれない。
うさぎ克服計画(EBA) ウサギ嫌いを克服するために彼女がウサギの衣装(バニーガールに非ず)に着替えたら我慢できなくなってあれこれしてしまうという話。彼女の方もそんな格好をしたらどうなるか想像はつきそうなものだけど、まあエロ漫画だし。絵的に上半身と下半身のバランスが取れていなかったりするところもあるが、エロシーンには結構迫力があって悪くないかも。
ふくフク!休載のお知らせ?(小宮裕太) 拾った子猫の里親募集のコメントがイラストと猫の写真つきで載っている。作者のサイトのブログにも写真を公開しているとの事。ネットの時代でもこういうのは紙媒体の方が効果があるものなんだろうか。