ばんがいち1月号

maeoki2006-12-07

かなり買いにくそうな表紙(画像参照→)。まあ、自分はマニア系書店のめ○んぶっくすで買ったからいいけど、コンビニとかだとレジに出すのはちょっと抵抗があるかも。
放課後の関係(榎本ハイツ) 前2号の「柳田君と水野さん」で素直になれない系のツンデレを描いてよかった作者が巻頭カラー。人に見られたら困る写真を撮られて行為を強制されるという出だしからしてただの調教ものかと思ったら、最後で純愛方向に。個人的にはこういうのは好きな展開なので問題なし。絵的には泣きの表情が特によい。
いちにの3P(青木幹冶) タイトルの馬鹿っぽさがいかにもエロ漫画らしくていい。百合な女の子二人と男の一人で3Pというのもエロ漫画らしい展開だけど、ちょっと成り行き任せに過ぎるかなぁ。あまり抵抗されて深刻な話にするのもどうかと思うが、これだと百合設定は単に3Pを作るためのきっかけにしかなっていない気がする。
愛の紅葉(松野すすむ) ここ数号を見る限り、作者は露出系のネタが好きなようだ。あくまでも後半のHシーンにいたるまでの前振りなので、それが目的化している作品とは違うわけだけど。
桜の舞う頃(水島空彦) 好きな作者なのだが、読みきりでやるにはページ数が足らないという印象。学生の頃につきあっていた子と10年後に再会して云々ということだが、絵で人物の変化が表しきれていないのもマイナスかな。学生時代の描写にもう少しページを使ってもよかったんじゃないだろうか。
ふくフク!<中編>(小宮裕太) 10月号から2号空いて第2話掲載。ライトノベルの表紙とかで忙しいのかな。エロさはともかく絵の完成度ではおそらくこの雑誌中一番だろう。ネコミミの神様が女の子として主を意識して、というある意味ベタな展開。耳やら尻尾やらを隠せるという設定はフィクションだし今更突っ込んでも仕方ないか。女の子側からアクションを起こすのは嫌いじゃないけど、エロシーンへの導入が成り行きなのが気になるところ。