第1話 堕ちた翼

期待の「百合」アニメだが、かなり大作志向な感じで初回だけではなんとも言えないというのが正直なところ。百合姫のコミックはアーエル個人の視点から描いていたが、アニメの方はシムーンを擁する宮国とそこに侵攻を図る隣国との戦いという背景を描くところから始まっている。国の上層部にはちゃんと男もいるみたいだけど、声が女性なので何が何やら。
異世界ものだけに最初からどんどん専門用語が出てくるが、「リ・マージョン」や「テンプスパティウム」は何度も出てくるせいかおぼろげに意味はつかめる。公式サイトの「WORDS」の項にも説明がある。早い話がシムーンで光の軌跡を描くと一種の魔法全体攻撃ができるということらしい。確かにそれは神の乗り物にふさわしいだろう。
百合要素としてはシムーンに乗る前にパル同士がキスをする*1というのが一番わかりやすいところか。一度普通にしたあとでアムリアがもう一度ネヴィリルを引き寄せてちょっと濃い目のをしたところは形式的でない感じで妖しかった。
とりあえず、音楽も含めてシリアス全開な雰囲気は好みだけど、もう少し見てみないと良し悪しの判断はできない。しかし、次回AT-Xでは某舞乙1時間スペシャルのあおりを食って休みとは。見られないよりはましだけどちょっとなぁ。

*1:公式サイトの「MASSAGES」でキャラデザの西田氏が『キスシーンが毎回ある』と書いている。