CLANNAD -クラナド-
- 出版社/メーカー: KEY
- 発売日: 2004/04/28
- メディア: DVD-ROM
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とりあえず、皆にいい顔をする選択肢を選んでいたら渚が彼女になって、後半は風子中心の話になった。まあ、中盤で風子の正体は明らかになるから書いてもいいんだけど、やはりそのまま書くのも芸がないかもしれない。
スタッフロールも流れたし一度クリアしたわけだが、本当の終盤になるまでは結構ほのぼのギャグ路線で思いのほか和んだ。ちなみに自分はKEYのゲームはほとんど初めてプレイする。序盤から感じていたのは、
- 主人公が(不良というプロフィールにしては)意外に世話焼きである
- 電波な女の子キャラが多いなぁ
- しつこく同じパターンを使う一種の繰り返しネタのギャグが多い
といったあたりで、2番目はなんとなく評判として知ってはいたけど、他の2つは割と意外だった。不良といっても、バイオレンスに飢えているタイプではなく単に覇気がないという感じのようだけど、それにしても妙に人の情にほだされやすいところがある。
ギャグ展開の例としては、
- 風子の彫っている彫刻を主人公は「星」だとばかり思っていたのに、実はそれが「ヒトデ」であるということが判明して主人公が呆れる
- どう見ても「星」にしか見えないだろうはずのそれを渚が迷いなく「ヒトデですねっ」と言って、また主人公が頭を抱える
- さらに渚の母の早苗さんが同じくあっさりと「キレイですね。ヒトデですねっ」と言う
という調子で、ある程度先の展開は見えてたりするのだが、それがある意味(キャラ的にも作者的にも)持ち味になっているという感じだろうか。あと、上で電波なキャラが多いと書いたけど、基本的には天然風味でちょっと普通とは感覚がずれているだけ(?)なので口当たりは柔らか。いたずらにハイテンションになったり逆にむやみと自虐的になったりというのはなく、非常にのどかである。まあ、風子は主人公のことを「最悪」だの「とっても失礼です」だの言って毒舌も吐くが、罪のないレベルだろう。