第23話、24話(最終話)

最後が近づくと中断する悪い癖が出て見てなかった。もう放送終了から一月たってるし。

第23話「明かされた真実」

亜沙先輩がなぜ魔法を使いたがらないかの説明がなされるわけだが、どうも今一つ腑に落ちない。魔法を一度でも使ったら魔族の体になってしまうとでもいうのならともかく、単に母が魔族であることを認めたくないためというのは繊細にすぎるというか理屈に合わない感じである。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の心理なんだろうか。

第24話「そして……大切なこと」(最終話)

前回の最後で病院を抜け出した亜沙先輩の目的地は丘の上の展望台だったのだが、もし稟が思い出して来てくれなかったら死ぬ覚悟だったんだろうか。やっぱり、そこまで思いつめる程のことなのかという気がしてしまうんだけど。
いずれにしても、魔法を使わせるために自らの命を賭けた*1稟の行動によりようやく亜沙先輩が魔法を使うことになり、一応問題は解決する。ちょっと先輩キャラとしてはらしくないお騒がせな顛末だったなぁ。
平和な日常が戻ってきて、いざ稟と亜沙先輩のラブラブぶりだけが展開されるのかと思ったら、他の3人がまだ諦めていなかったらしくものすごいハーレム状態になっている。友人の樹がアタックしても

  • 楓「まだ稟君のことが好きですから。亜沙先輩にも許可をもらっていますし」
  • ネリネ「稟様への思いを育てている途中ですから」
  • シア「神界は一夫多妻制だから問題なしっす」

と、三者三様の言い回しで断るし、17話〜20話あたりの修羅場は何だったんだろうと思うくらいである。
このいわばエピローグの部分はプリムラの成長を見せるところでもあり、今までにない表情の変化が見られる。神王や魔王の過保護ぶりをクールに「……バカ親」と切り捨てるのは某機動戦艦アニメのキャラみたいだが、稟に「マトンの薬草包み激苦風(?)」を食べさせてダウンしたところに頬を摺り寄せて「お兄ちゃん」とか言っているのはいろんな意味で危険である。前々回のネコミミメイド(可動しっぽ付き)も凶悪だったが、これもなぁ。

*1:カッターで手首を切る。