コミック百合姫Vol.3
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2006/01/18
- メディア: 雑誌
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Simoun(速瀬羽柴)
キャラデザ:西田亜沙子、製作:スタジオディーンと来れば「ヤミ帽」の再来を期待してしまうわけだが、そのアニメ*1のコミック版がこの雑誌に連載されるということは期待していいのかな。季刊というのがネックだけど。
今回は主要キャラの顔見せという感じなので、話にはそれほど動きはない。女の子だらけの世界だけに、各キャラの見かけや性格にバリエーションを持たせているのはいいと思う。主人公アーエルはなかなかの自信家の様だ。
絵としては美麗かつキュートで女の子キャラの魅力は申し分ない。服を着ているにも関わらず、見事な球体のフォルムを見せる胸が妙に気にはなるけど……。エロゲーでも時々見かける仕様だが、2chの某スレッド*2で「乳袋」などと揶揄される特殊構造なんだろうか。
ワンルーム浪漫(むっちりむうにい)
素直クールな女の子の恐れを知らぬ求愛に振り回されるいたって普通の女の子の話? 見事な攻め、そして最後の引きは男女間でも応用が効きそうだけど、ワンルームに二人きりという状況であくまでも精神的な部分でのやり取りを中心にする為には女同士の方がいいのかも。
初恋姉妹(東雲水生)
第一部完らしいのだが、初めてこの漫画を読むのでちょっとわからない所も。タイがリボンと普通のネクタイとあるのは何か意味があるのか、など。キャラや話の展開には惹かれるものがあるので、3月に出る単行本待ちか。
百合×ユリ見聞録(森島明子)
乙女ゲーである「魔法使いとご主人様」(それにしてもひねりのないタイトルだが)は女の子キャラも落とせるので百合ゲーにもなるということらしい。絵がそれほど耽美系ではないから取っ付きはよさそうだが、基本的には男性キャラを落とすゲームだし、コストパフォーマンスがなぁ。
もう一つのネタは「神無月の巫女」。曰く、「学校でもイチャイチャしてて、ロボットが戦っててもイチャイチャしてて、ケンカ?してるときもイチャイチャしてて、地球の大ピンチでもイチャイチャしてる」はまさに言い得て妙である。予想外に百合を貫いた展開は天晴れだった。
ユリム童話 第3話 萌えた赤鬼(瑠璃歩月、CUT:佐倉汐)
上手いこと百合話にするもんだなぁ。いや、話の筋自体はいじっていないわけだからこれは元ネタを見つけた時点で勝ちなのか。絵がなかなか艶っぽくて自分好みなこともあり楽しく見られた。