電撃萌王Vol.16

これで最後かと思ってたら、6月にまた復活だそうで。しかも隔月刊。読者参加企画のタイムラグをなくすためにもその方がいいのかも。復活を望む読者の声が巻末に載っているのだが、その中に「これはこれでいいことだと思う」というのがあってちょっと受けた。「萌え」という言葉が(かなり間違った形ではあるけど)世間的にも認知されつつある今、他の言葉を使ったタイトルにするという手もあるとは思うが。
以下、自分が興味を持ったところだけ感想を書いておく。

THE ART OF 後藤なお

アクエリアンエイジ」のイラストが中心。12ページの等身が高く割とシックな感じの絵を見るとこういうのももっと見てみたいのだが、ご本人はやはり幼女好きらしいので難しいのかな。

萌絵萌絵コロシアム

前回の萌絵王がまはさる氏だったのは予想通りで結構*1。基本的に、デフォルメのきつすぎない絵でわかりやすいエロと萌的ギミックが入っていれば票を取りやすいんじゃないかと思うけど、今回だとごまさとし堀部秀郎かな。絵の質からいえば堀部氏の方が明らかに上だが、わかりやすさではごま氏だろうか。

こはるびよりみづきたけひと

半分呆れながらも結局は村瀬さんの道楽につきあってあげる、というゆいのスタンスはおたくの理想像の一だろうか。今回はまあ、そこに一種の理由づけをしてあるわけだが。落ちが今号で誌上通販(31P)している抱きまくらというのはちょっと強引だけど上手いこと持ってきたものだ。

まろまゆ氷川へきる

最初はよくわからなかったのだが、途中からそれなりに楽しめるようになった。グダグダというかダメさ加減を楽しむ漫画なので感想が書きにくい。

あくまりあ-Final-(はせ☆裕

おたくキーワードに詳しくないとわかりにくい部分が多いのと絵がやや拙いのが難だが、おバカなノリは悪くない。これで絵が例えばこ○えー氏とかう○たん氏なら結構反応するかも。

MOE COLUMN

「甘味少女。」(森永こるね)と「萌エロ制服娘♡」(いとうのいぢ)がどちらもパンツを見せる構図。森永氏は「こんなあまあまシチュエーション私は経験したことがありません(泣)」*2、いとう氏は「飛行機に乗った経験がこれまで3回」*3と、コメント的にはネガティブだが、絵が良ければそういうのはあまり気にならないものである。

THE ART OF Rio

TECMOのオンライン通販ではグッズ販売が盛んだが、ここまで受けるとは製作者も思ってなかったんじゃないだろうか。二次創作のネタにされているのも時々見かけるし。絵が必要以上におたく寄り(目が大きすぎたり、色気が過ぎたり)でなく、さわやかなエロスを感じさせるのがいいのかなぁ。

*1:Vol.15の感想でも書いてたし。

*2:絵は、女の子が初めてクリスマスケーキを作って男の子の帰りを待っているというもの。

*3:絵は、アテンダントのお姉さんが転んで尻餅。