バイオハザード4の感想・その2(一応まとめ)

EASYとNORMALで一回づつクリア。どちらも20時間以上かかってしまった。今までの(少なくとも「3」までは)シリーズだと、長くても初回プレイが15時間くらいだったのを考えると長い。映画で言えば3時間を越える超大作といった感じだろうか。
難易度的にはNORMALの方が高いわけだが、2回目だとある程度は敵、特にボスキャラへの対処の仕方がわかっている分、弾薬や回復薬(ハーブ)に余裕があった。それでもゲームオーバーの回数が50を越えている*1から結構手ごわかったのも事実だけど。
一通り終えた印象としては、「ホラー」というより「アクション(またはバトル)」ムービーであるということ。生理的な気持ち悪さはあまりなく、敵の多さと強さに恐怖するという感じが強い。第1作目から続く「サバイバルホラー」という自称ジャンルの前の言葉が初めて体感できたという気はするが、正直第1回目のプレイではかなり途中しんどくて、中盤の邪教徒の城に入ったあたりで終わりかと思ってたらまだ先があってちょっとへばりそうになった。今回は即死トラップも多いし、アクション映画のヒーローたちはすごい才能と幸運の持ち主なんだなぁと思うことしきり。

キャラについて

  • レオン 適度に熱く適度にくだけている主人公の王道的性格。ちょっと色がない気もするけど、プレイヤーキャラとしてはこれくらいがいいかな。オープニングでの地元警察官二人とのやり取りとか、あるいはサラザールやサドラーとのやり取りで見せるすかした台詞回しはアメリカンな感じでいい。
  • アシュリー 大学生で二十歳ということらしいが、大きな目のせいかティーンエイジャーに見える。イメージ的には某ブリ○ニーやアヴ○ルなどの女性ポップシンガーっぽい。スペシャルコスチューム1のへそ出しの白いパンツルックを見るとそんな感じ。オリジナルのスカートとジャケットの姿は割と野暮ったいけど、これはこれでいい。
  • エイダ レオンと共に「2」の頃から格段に向上したグラフィックの恩恵を受けているキャラ。単なるグラフィックの精度というより、リアルな仕種と表情が生きた人間らしさを与えている。ただ、「謎の女」という側面を協調するあまり、ほとんど会話らしい会話をレオンとしていないのがちょっと寂しいところ。もっとしゃべらせてもよかったのでは。
  • ルイス ラテン系というとなぜか女に軽口をたたく性格になるのはお約束というやつなのか。今回パートナーとしてはアシュリーがいるのでしかたないのだが、もう少しレオンと一緒に戦う場面があれば中盤のある場面*2におけるレオンの気持ちに説得力が出たと思う。

武器について

  • ハンドガ 1回目はパニッシャー(敵2体まで貫通する)を鍛えたが、威力のなさがちょっと苦しかった。2回目はエイダが使っているブラックテイル。改造後の威力はレッド9の方があるけど、場所を取らない分こちらの方が好みかも。
  • ショットガン ボスキャラや遠くにいる敵には使いづらいが雑魚戦における使い勝手のよさは相変わらず。初期のショットガンやライオットガンは適当に鍛えておいてセミオートが買えるようになってから資金を注ぎ込むのがセオリーかな。限定仕様の装弾数100にはびっくり。
  • ライフル 今回初めて登場した武器。攻略上も必須な場面が多く敵や盾を貫通するのでかなり使える。後半は結構弾が余っていたので強い敵にはどんどん使った方がいいようだ。
  • マシンピストル 意外にボス戦で使える武器。一回あたりの威力は低くても、連射の早さがあるので限られた時間でダメージを効率良く与えるにはいい。エルヒガンテ(巨人)が楽に倒せたのは助かった。
  • マグナム チェーンソー男やガトリング男にお見舞いすると速攻で倒せるのはいいのだが、いかんせん出てくる弾が少ないので使うのを忘れる。自分で照準を合わせなければいけない今回のゲームシステム上では狙いやすいライフルやアバウトでも当たるショットガンの方が使いやすい。

*1:ゲームクリア時にデータとして表示される。

*2:アシュリーの拘束具をライフルで撃って解放する場所でサドラーに……。