福岡で二軒目のメイドカフェ「天神Style」

公式サイトも当然ある。まさかもう一軒できるとは思ってなかったけど、それなりに需要はあると見た人もいるということかな。「よかちゃ」に行った時と同じく友人数人と一緒に。表通りに面した場所にあるのは「よかちゃ」より有利な点かも。そのせいかどうか、多少メニューの値段が高め(平均して50〜100円くらい)だけど。
お約束の「お帰りなさいませ」や「行ってらっしゃいませ」はここでも当然言ってくれるわけだが、ちょっと違ってたのが、注文を取りに来たり料理を運んできたりした後に膝を曲げてちょっと腰を落とす「メイド式」(?)の礼をすること。まあ、喫茶店という空間でそういう仕草をすることの是非はともかくフィクションでしかお目にかかれないようなことを目の前で見せられるとちょっとした感動があるのも事実。なかなかやる、という感じである。
写真撮影が全面禁止*1なのは残念。ランチョンマットを敷いたりしてきれいにセッティングしてくれる料理はもちろんのこと、メイドさんが撮れないのはやはり写真好きとしては物足りない。まあ、10回ほど通うと「チェキ」(インスタントカメラ)で一枚、メイドさんとのツーショット写真が撮れる権利がもらえるらしいけど。
なぜかここでもお勧めにあるオムライス*2はスルーしてパスタを頼もうと思いメニューを見たら、「元祖とんこつパスタ」なるものが目にとまる。聞いたことがない代物だが話の種ということで頼んでみる。友人たちが頼んだのは、「ペペロンチーノ」と「ワイン」、そして「アイスクリーム(ストロベリー)」。
料理の前にフォークでなく箸が運ばれてきた時点である程度予想はついたが、「とんこつパスタ」というのはつまり「ラーメンスープにパスタを入れたもの」だった。麺の上にチャーシューと紅しょうがは乗ってるし、見た目はとんこつラーメンそのもの。しかし、麺はパスタ。正直なところ味の予想がつかなかったけど、食べてみたらこれが意外にいけるというか、あまり違和感がなかった。早い話が「パスタ≒ちゃんぽん麺」? 結構気に入ったので今度自分でも作ってみようと思っている。
メイドさんの衣装はオーソドックスな黒と白。カウンター内にいる人とそれ以外でちょっと襟のあたりのデザインが違うような気もした。スカートは短め。「よかちゃ」との比較で言えば、接客に多少違いがあって割とお客に擦り寄る感じがある。具体的には「お味はどうでしたか?」とか「どちらから『お帰りに』なったんですか?」とか向こうから話しかけてきたりする。コミュニケーションを重視する人には向いているだろう。帰る(というか「お出かけ」か)時に上着を着せてくれたのには恐縮した。やはり、こういうのはある程度お客として慣れないと「ご主人様」気分になるのは難しい気もする。

*1:「よかちゃ」では料理は撮ってもよかった。

*2:ケチャップで文字を書くサービスのせいかな。