りぜる#4,#5

#4「大胆! 抱かれてハッピー!?」
ばれずに学校へ行く為の変装を試すということで、また前回に続いてコスプレショーかと思ったら、「お医者さん」と「チャイナドレスの踊り子(?)」の二つであっさり終わる。まあ、ネタだからいちいち突っ込んでもしょうがないけど、仮にその二つが変装として上出来でも学校の中では浮くんじゃないだろうか。結局、パパたち(及び母)のいらぬ気遣いにより変装が上手くいったと思いこんだ「鼻めがね」で学校へ潜入することに。
友紀がいる「3−B」だけが課外授業で外に出ていて彼とは会えないのだが、見るからにステレオタイプなハンサムキャラ龍之介にりぜるが見初められる。授業が退屈、とアンニュイなため息をついていたクールな横顔も、クマさんパンツに反応した時点でイメージぶち壊しである。パンツのことを「パのつく白いもの」と呼ぶセンスはなかなか面白いけど、別に白と決まっているわけでもないような。
課外授業から帰ってきた友紀が屋上から落ちたりぜるを抱きとめるというのがタイトルの由来。その後、例によって冷たい態度をとる友紀にりぜるが泣き出しそうになり、人気のいないところを求めて右往左往するところは、まるで「おし○こをがまんできない幼児をあやす親」といった雰囲気である。最終的にはりぜるが泣いてしまって爆発という落ちはもはや恒例のようだ。
#5「やったね! 一緒にイッちゃった!?」

「来て……」
「ずっと待ってたよ、岩城君」
「『菜摘』って呼んで……」

相変わらず菜摘先生のことを引きずっている友紀。海岸の東屋で二人きりとか、教会の中でウェディングドレスを手渡して着てもらうとか、極めてロマンティックなイメージを思い描いているのは若さゆえか。OP前に叙情的なシーンを持ってくるのも恒例になっている感があるが、本編のドタバタよりも作画に気合が入っているように見えるのは気のせいだろうか。
国家権力により友紀のクラスに転入を果たしたりぜるが嬉しさのあまりにもらしたため息が「はふ〜ん」。まあ、某さくらの「はにゃ〜ん」のようなものか。二人が結婚していることを調子よく冷やかすクラスメイト達はともかく、婚姻届を見ても菜摘先生が冗談としか受け取らない*1のは、友紀にとって絶望の中のかすかな救いだったりするんだろうか。どうも、りぜるが報われる展開が想像できない。

*1:「15歳と12歳じゃ結婚できないでしょ」と言っている。