#1「突然! 幼な妻!?」

りぜる役の声優、釘宮さんの一人舞台。究極のロリ声を持つこの人のためにあるキャラだ。常にエナメルの膜がかかっているような質感の声である。OPとEDも両方歌っているが、OPの「はじめて♥しましょ!」はいったい何をしましょなんだろうな。
なにしろ突然やってきた幼な妻だし、まさに正真正銘の「押しかけ女房」ものだが、受け入れる側の男の子を年上好み(しかも失恋したばかり)に設定してあるところがドタバタ感を加速させている。りぜるが最初から「旦那様」にラブラブである以上、年下に抵抗がない人物が相手だと話の転がしようがないからこれは理に叶っている。
りぜるの涙がニトログリセリンと同じ成分*1という設定は、上とは逆に二人を近づけるためのギミックとして働きそうだ。年上好きの人間に年下の妻を任せておいて、冷たい態度を取るとペナルティ、とは主人公にしてみればかなりたまらない状況だろうけど、形式的にでも仲良くしていればいずれ情もわいてくるのかもしれないし。

*1:OPの最後で友紀が黒焦げになっているのもこのせいだろう。