「DESIRE(完全版)」の感想・その1

サターン版はプレイしたことがあるが、パソコン版は初めて。
ディスクをドライブに入れたらいきなりゲームが始まってびっくり。インストールという概念がなくて、随時ディスクから読みこみながらゲームが進むとは、まるで家庭用機のゲームのようだ。ドライブに負担がかかるし、テンポにも多少影響するので避けてほしい仕様だけど。
見る、とか調べるとかのコマンドを選びながら進めるシステムは、今やるとけっこう面倒な感じがする。基本的にはコマンド総当りで、全部のコマンドをしらみつぶしに見る必要があるからどうしても作業的にならざるを得ない。
一日目の夜、ティーナを寝かしつけたあたりまで進めたのだが、既に2時間ほど経過。けっこう先は長いか。今更だけど、出てくるキャラがマッチョなカイルと医者のゲーツ以外全員女性というのも考えてみたら不自然な話で、島で行われている謎の研究の秘密を暴くというシリアスな話の部分とは微妙にかみ合っていない気もする。主人公(アル)が新しい女性キャラに出会うたびに色目を使うから、各キャラのイメージが女性として魅力的かどうかに偏りがちだし。プロフィールだけなら、研究所に関わる人物は軒並み超天才クラスばかりなのだが、そういう部分があまり表に出てこない。
エロシーンがこの時点で「アルバート編:2回、マコト編:1回*1」というのは意外にペースが速いが、アルバート編の2回目はかなり問題。ティーナを寝かしつけて今からマコトの部屋に行こうという時に、クリスが訪ねてきて誘惑されたら断れずに、ってどうなんだろうかそれは。久しぶりに会えた恋人が同じフロアの別室で待っているという状況で、今日会ったばかりの人間の誘いに乗るとはいくらなんでも節操がないし、誠意も欠いている。これがなにか媚薬でも使われたというのであればわからないでもないけど、単に女性としての魅力に参っただけでは言い訳のしようがない。ちょっとプレイのテンションが下がってしまった。昔のゲームだし、恋愛がテーマの作品ではないのであまり文句を言ってもしかたないのかもしれないけど、何だかなぁ。
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*1:自室でアルのことを思いながら一人で、というものだが。