「みかにハラスメント」の感想

みかにハラスメント (ガンガンコミックス)

「ないしょのつぼみ」（→自分の感想）と同じくネットで妙に騒がれてたので買ってみたわけだが、あちらとは違いかなり不健全な方向性である。
第１話の「えっちじゃないせかい」*1などは、価値観の逆転という寓話的な趣きもあってそれほど違和感はないんだけど、第２話、第３話はおたく的発想＆妄想全開で、正直なところこれが小学生にわかるのか疑問。
第２話「犬のせかい」　「猿の惑星」よろしく知性を獲得した犬に、犬の真似をさせられる女子中学生たち。露出度の高い衣装*2に首輪までつけてこのご時世では色々とまずそうな気がする。
第３話「子供のせかい」　身体は中学生のまま(主人公のみかはかなりスタイルがいいという設定）で幼児退行させて幼稚園に。子供サイズの水着を着せたり、おむつをはかせたりとやりたい放題。
ただ、個人的には絵がかなりつたない感じなのと第１話で胸の突起を描いていない*3のが大減点で、それほど大騒ぎするほどのものかなぁとも思った。絵自体がエロければそれはそれで問題なのかもしれないけど。言ってみれば「乗せられた」ということだろうか。

*1:裸でいることが当たり前で、服を着ることが恥ずかしいと思う世界。セーラー服の襟とスカートはなぜか残している辺りが不健全。

*2:セーラー服の上は襟だけで、毛皮のついたビキニを着る。犬耳も装備。

*3:読みきりの「かすみ♂」では描いているんだけど、これは元が女の子でも話の展開上男の子になっているからだろうな。