MADLAX 第3話、第4話の感想

第3話 「蒼月 −moon−」 政府の要人を暗殺するという、エージェントらしい仕事の話だが、すかしたノリは相変わらずで緊張感に欠ける。主役二人が無表情というのもどうなんだろうか。
ターゲットの部屋に仕事前夜に忍び入る(ある意味夜這い?)のも洒落っ気というより、マドラックス自身の虚無感に対する答えを教えてもらうためという風に見える。当然、敵に見つかるような展開にはならない。
ハリウッド的ご都合主義でカタルシスを目指すのもそれはそれで興ざめなんだけど、ここまで無気力に行動されると「もっとやる気を出せ!」と言いたくなるな。(笑) この違和感は女性キャラだからというものでもないと思うのだが。
第4話 「誘惑 −ask−」 前回までに比べると割とマーガレットの表情が動いていたのでよかったかな。亡き友の為に花を届けるというのも何か異世界の声にそそのかされてのことではないし、動機としてはわかりやすい。
ヴァネッサが床に新聞を広げて読んでいたのが今回最大の見所みたいなものだろうか。まあ、自分もよくやるので親近感を持っただけなのだが。(笑) 演出の意図としては、それだけバートン家になじんでいるということだろうな。
人を洗脳して操る秘密組織が大きな敵として出てきたが、主役二人もいずれひっかりそうな雰囲気ありあり。