フタコイ オルタナティブ「FILM-06 どうして好きなのに別れちゃったの?」の感想

まだ1クールの半分だというのにラスト直前のような話になっている。しかもかなりシリアスな方向で。
前回の予告をあまりよく見てなくて、「別れちゃった」のは第3話の恋太郎と愛、舞の姉妹のことかと漠然と思ってたら恋太郎の父である愛之助と母のことだった。10年前に母が死んだ時の断片的な回想なので詳しい事情はわからないが、二人は望まぬ形で別れることになったらしい。いわば不吉な過去からの警告。
結局戻ってきたとはいえ、前回の話でなにやら曰くありげだった沙羅と双樹の事情が多少明らかになった。仔細は語られないものの、16歳になると二人は恋太郎と一緒にいられなくなるという話。現在恐らく15歳だから「時間がない」わけである。
そんな訳で無料招待券で来た温泉*1では、恋太郎が一人で湯に入っているところに沙羅と双樹が乱入するという展開も浮かれた雰囲気はまるでない。まあ、二人して黙りこくっていられたら恋太郎もいたたまれないだろうが、先にあがろうとしたところに沙羅と双樹が後ろから裸で*2抱きつくという思いきった行動に出る。重たそうな事情さえなければなんと羨ましい状況だろうか。後から菫子と薫子が入ってきたので、結局その場では何もないのだが、突然先に沙羅と双樹が二子魂市に帰ってしまい、慌てて恋太郎が追いかることになる。ようやく事務所にたどり着き、「訳わかんねえよ」と二人を抱きしめる恋太郎に沙羅が「温泉の続き、しよ…?」と危ない一言。非常に気になる引きだが、次回は二人と恋太郎の出会いの話らしい。そして、またもや予告後のジングルがサスペンス調。何かつい笑ってしまうのでやめたほうがいいと思うのだが。(笑)

*1:菫子と薫子の結婚相手(一応形式的な)として恋太郎が呼ばれたという形

*2:入ってきたときは湯着を着ている