「DEMENTO」の感想・その3

約14時間経過、リカルドを倒したところまで。
やっとダニエラを倒したと思ったら、すぐに新しい敵が出てきた。「アゾートを持ちながらお前も衆愚どもと同じか」みたいに人を見下す台詞などからしていかにも小悪党な感じで、見た目の怖さもあまりないけど、それなりにてこずった。印象としては、

  • 走る時のドスドスドス、という威嚇的で大きな足音は「バイオ3」の追跡者を思わせる。
  • ピストルは卑怯だ。(笑) ただし、命中率はかなり低い。
  • フハハ! と人を小馬鹿にしたような笑いがムカつく。

といったところだが、前の二人と比べて「フィオナの持つアゾートを狙っている」という動機がはっきりしている分、狂気とは縁遠いキャラクターで生理的な嫌悪感や気持ち悪さはない。至近距離でピストルの弾を食らうと即ゲームオーバーになるとか、走るスピードが結構速いとかのゲーム的な手強さがあるだけである。フードをかぶっているせいで、物陰に隠れているフィオナを発見しにくいという特性もありそうだが、さすがにそれは気のせいか。
第一物質から霊石を作る過程は移動距離が長くて*1時間がかかるけど、ヒントが割とわかりやすいので迷うことはなかった。器のところに着くと二回に一回くらいリカルドが出てくるのでその度に逃げないといけないけど。
湖の上の水塔に入ったら*2、リカルドが光学迷彩仕様に。まるっきり透明になるわけでもないようだが、戦いにくいことこの上ない。わざとひきつけて背後からヒューイに襲わせるという戦略が取りにくいのでひたすら逃げるだけになりがちだった。基本的には上に向かって走っていると一定時間が経過した時点で一時撤退という感じになるようだ。まあ、わざといたぶっている様にも思えてこれまた癪に障るのだが。
塔の最上階で惑星直列?を起こさせるイベントはやり方がなかなかわからず小一時間悩んだ。それぞれの惑星を模した小さなスペースにヒューイを誘導するのはアナログスティック下の「呼ぶ」では精度が心もとなくて明らかに無理があるわけだが、しばらくして別の方法があることに気づいた。押してだめなら引いてみろの逆とでもいうか。
塔の屋上に上がってリカルドとの最終対決。狭い場所で逃げ場がないから、デビタリスの時のようにひたすらダメージを与え続けるしかないと思ってたら、いつまでたっても終わらない。要するに、「撃退」用の場所に誘い込んでからヒューイに襲わせて塔から落とすということか。(←ネタバレなので背景と同じ色にしてある) まあ、一度ダメージ状態になると移動速度が遅くなるので背後から襲わせ放題になってしまい、こちらが危なくなることはなかったのだが。よく地面に倒れてくれたので、身体を探ってアイテムをいくつかいただいたり(公式サイトの「Q&A」『攻撃し続けたら〜』参照)、と3人目の敵の最後にしてはもうひとつしまらなかった。やはり小悪党の器か。

*1:分解、抽出といった工程を行う機械(「器」と称される)が旧館西側の各所に点在している為

*2:森で気絶している間にリカルドに連れ込まれた。敵の目の前で気を失うとは無防備にも程があるが