フタコイ オルタナティブ「FILM-04 ニコパク ラプソディ」の感想

今までの凝った映像作りは影を潜めて割と普通のアニメになっている。お話自体も予想のつきやすい展開。公式サイトを見てようやくニコパクが「二子魂博覧会」のことだと知ったというのはあるけど。
地上げ屋の人間二人のものすごく戯画化されたデザインとか、もう一人ならぬもう一匹は熊だとか(かき氷は鹿児島名物の「しろくま」かな)は味があっていい。ちょっと巷説百物語を思い出した。
若頭役の人の常に息切れしているような演技はわざとなのかもしれないけど、いかにも貫禄に欠ける。今回の話では、爆弾であっさり吹っ飛ばされたり、偽の裏帳簿をつかまされたりとまるでいいところがなく、ピエロの役どころだった。