「処女はお姉さまに恋してる」の感想・その5

第6話「落ち葉の軌跡 雪の降誕祭」から最後まで。
7話以降、各話のタイトルが出ないので変だなと思っていたら、どうやら一子のルートだったようだ。
第6話は由佳里がシナリオ的にはメインなんだろうけど、一子の方が目立っているような気もする。中でも、瑞穂の男性としての欲求不満を解消するために、「わ、私を…その……エッチな本代わりになさって下さいませんかっ?!」と言い出すところは必死な気持ちがいじらしくもありおかしくもあり。自分がしているところを見せてもいいとまで言ってさらに駄目押し。瑞穂曰く、「そんな無自覚な誘い方をしないで頂戴」、というのももっともである。でも、元々好きもののキャラがこういうことを言い出してもむしろ萎えるぐらいだが、一子のような基本的には初心なキャラが役に立ちたい一心で思い切った行動に出た結果であれば可愛く思えるのも事実。
結局、熱意に押されたかお互いに一人で始めるわけだけど、一度礼拝堂で肌を合わせているのだし、普通にした方がいいんじゃないかと思ったら、案の定2回目は二人一緒だった。ちょっとシーンが短いのが残念。しかしまあ、幽霊の身体は物を触れないが人の身体は触れるというのもすごくご都合主義ではあるなぁ。
共通イベントなのかもしれないけど、バレンタインデーのイベントでは、裸にリボンでベッドに横たわり「一子がお姉さまへのプレゼントです」という、ものすごく恥ずかしい真似もしている。物に触れないのでチョコレートも作れないからというのが一応理由らしいが。瑞穂も一子のやり方に慣れたのかためらいなく賞味にかかっているのが漢らしくて(?)いい。それに応える一子の方も「〜手つきが良い感じにいやらしいと思われますぅ……」だの「いやーん」だのとノリが良い。こういうちょっとおかしみのあるシーンって好きだな。