「処女はお姉さまに恋してる」の感想・その1

とりあえず第一話の「梅雨空は憂い顔と共に」まで。
フィクションに細かい突込みをしても仕方ないけど、まず主人公の声がまるで男ではない*1というのがびっくりである。さらにはウエストが女の子より細いとかもう、設定上*2仕方がないとはいえ現実世界とのギャップがすごい。第二話の予告にある「ご都合主義(?)なんですから」という言葉からして完全に開き直っている。
タイトル画面で主人公と手をつないでいるのを見ると紫苑がメインヒロインかな。多少声優さんの演技が不安定な感じで、極めて美しく気品がありながら意外と茶目っ気もあるという設定には力不足かとも思うけど、まだ第一話だし評価は避けるべきか。それにしても、奏役の木村さんはかなり特徴のある声なのですぐにわかるなぁ。演じるキャラの、犬耳リボンに特殊語尾「〜なのですよ」付きというあからさまな萌え記号も違和感なくさせてしまうのは独特のミニマムボイスがあればこそ。常に必死さが感じられる声である。
さて、某「マリみて」ブームはお嬢様学校での品ある美少女たちの交流という様式を確立してしまった感があって、アニメやらライトノベルやら各方面に影響を及ぼしているようだけど、エロゲーも例外ではなかった。自分がプレイした中ではFlyingshineの「Noel」が主人公女性、ヒロインも女性という完全百合を敢行していて天晴れだったが、血生臭いシーンが多くて多少きつかったところもある。この作品はどうだろうか。

*1:アニメ「あいまいみぃ」ではチョーカー型の変声機をつけてたが

*2:主人公は男性ながら性別を偽って女子高に入ることになる