【Stage7】夢の中へ〜ジンガ・マジーロ〜の感想

役者さんの演技力に不安のあるイエローが主役ということでちょっと心配だったのだが、意外にがんばっていたと思う。いつもどこかぎこちないのは台詞が少ないせいもあるのかな。
今回は冒頭、前回のウルザードにマジキングに変身するための魔法力を奪われた場面の回想が入っている。危機感をあおる導入部だったわけだが、始まってみるとウルザードはインフェルシアでブランケンともめたり、バンキュリアに貸しを作られたりとなにやらもたついていて、とりあえずマジレンジャーとは休戦状態。
一人目を覚まさないレッドを目覚めさせるための秘薬の材料が「ナイスな歌だけを聞かせて育てたバナナ」などのいわば無理難題で、それを手に入れるために他の3人が苦労するというのが今回のコメディパートの肝。グリーンのアニキ農場の植物がまるで生き物のように活発に動いているのは魔法のおかげか。というか、一日や二日で育つものなのだろうか。
イエローが「夢の世界なら何でも出来るはず」ときづくのは稲妻のひらめきのイエローらしいけど、Stage4でブルーのコンパクトを使った倒し方を思いついたレッドのように、他のメンバーも意外に知恵を見せているので、もう一つ希少価値に欠けるのは悔しいところかも。どちらかというと、グリーンの薪人兄ちゃんがイエローに問題を押し付けるための言い訳に使われてしまったという印象。(笑)
毎回結構楽しみにしているのに、感想を書くのを忘れる魔法解説のコーナー。今回は忘れずに。なぜピンクやブルーが恍惚の眼差しをイエローに向けているんだろうか。普段やる気のなさそうな人間がここぞというときに馬力を見せるとよく見えるということ? 
それはそれとして、レッドが寝言で言っている言葉が大意はわかるもののよく聞き取れず、アルティメットガールといいこれといい、ちょっと自分の耳に自信がなくなってきた。「怖がらないで、山崎さん。ちぃ兄、顔は残念だけど、心は優しいから」?