【Stage3】魔竜に乗れ〜マージ・ジルマ・ジンガ〜の感想

何ですぐに見ないのかと自分でも思うが、なまじそれまでが楽しめる出来だと次がダメだった時のショックがでかいのである。
それはさておき、今回も十分いい出来だった。演技力に関しては、
:○
   :△
という感じがしないでもないけど、見ていられないほどでもない。ちょっとタイプは違うが、赤と緑の天然ボケ具合は今回非常によろしかった。
マジレンジャーを讃える歌の「最後に控えし」がご不満な様子のグリーンだけど、誰か「真打ちは最後に登場するものだから」とか何とかフォローしてあげればいいのに、とは思った。それにしても、謎の鉢植え*1が自己紹介をして歌い始めるあたりのレッドのニカニカした表情とそれ以外の真面目な表情の対比は受ける。
イチゴの赤からレッドを想起して(イチゴはわがままな植物→レッドと同じ)自分の役割を自覚するという流れはわかりやすくてよい。レッドのピンチに駆けつけて、「お前は真っ赤なイチゴだ。そして……兄ちゃんは畑だ〜!」 いやー、いい味出してるぞ、グリーン。w
敵の組体操のような攻撃方法も本当に意味があるのかよくわからないが、マジレンジャー空中ブランコもまた謎である。確かに見栄えはいいんだけど。
とりあえず目の前の敵を倒して皆でガッツポーズを取ったら、もっと強いのが現れるという展開がこの作品の定型のようだ。新しい呪文「マージ・ジルマ・ジンガ」を使ってさあ、ドラゴンに変身というところでレッドが流れについていけなくてまごつくというシーン*2は上手いと思った。変身シーンはゲームにおけるムービーシーンみたいなもので、話の流れからは基本的に乖離していることが多いけど、ちょっとしたクッションを置くことで単調にならずにすんでいる。
最後は「マジカルドラゴンシュート」でまたレッドがとどめ。これも定型かな。
どうでもいいけど、レッドとグリーンが喧嘩している時にピンクが駆け寄るというシーンはアングルが低いのでかなり際どい。年長者へのサービス?

*1:引き抜くと強烈な悲鳴を上げるという設定はもろにベラドンナマンドラゴラ、というかハリポタである。ファンタジー世界ではお約束とはいえ、ここまで露骨でいいんだろうか。

*2:同様の流れは、前半の雑魚といざ戦おうとして皆が構えを取るというときにもある。今度はグリーンが取り残されそうになって、慌てて構えるという按配。要するに似たもの同士?