チャンピオンREDいちごVOL.1

maeoki2006-12-31

何か全部ロリ系かと思ったら、思ったほどでもないような。まあ、15歳以下なら中学生も含むからそう子供ばかりでもないわけだが。「いちご」というネーミングは今はなき「エース桃組」を思い出させる。どうでもいいが、作家の名前を見ていると自分が知っているだけでも半数くらいはエロ漫画の人である。
表紙 駒都氏を持ってきたところはいいセンス。これだけですっかりおたく系の香りが。まあ、裏表紙とその見返しにエロゲーの広告が載っていたりもするわけで。
妄想コンテンツ(まりお金田 少コミ系の「強引な行為から始まる愛」を揶揄した内容(画像参照)。その手のコミックのようなシーンを再現しようとするのだが、女の子がかなり女王様的な性格な上に男の子が鈍感なものだから文字通りお芝居にしかならない。男の子はさらに15歳以下どころでない嗜好を持っていたから結果はどうなるのかといえば……。
イマジネ・バナー(瀬菜モナコ 人と感覚をリンクさせてフィギュアで戦う変身ヒロイン(?)もの。二つの胸と股間の三ヶ所にリンクの道具である「バナー」を張るという趣向でそれがはがされると動けなくなるということだが、そのギリギリ感を楽しむまでもなく変身時に思い切り胸をはだけているので丸見えである。本体よりフィギュアの方が胸は大きいというのがちょっとした突込みどころだろうか。キュートかつ迫力のある絵で完成度は高い。何となく続編含みの終わり方。
キミキス〜スウィートリップス〜(糸杉柾宏 ヤングアニマル嵐でもやっている同ゲームのコミック版。向こうが姉系でこちらは文字通り妹であるが、絵的にはあっさりした感じだから人選としては悪くないかも。妹にいきなり冒頭でキスしているからどういうことなんだと思ったらいわゆる一つのあれだった。嵐の方は8話かけて一人のストーリーをじっくりやっていたわけだが、こちらは1話完結かな。扉に「First Kiss」とあるから次もありそうだが、よく考えたら高校生だと15歳以上になってしまうのでは。
以下は付録。
舞乙Zweiコミックブック 小冊子にアンソロジー的に各作家が短い読み切りを書いている。女の子同士ゆえに許される多少過激なコミュニケーション、早い話が女の子が女の子を襲うシーンが多い。公式コミックを書いている佐藤健悦氏が(ページ数は4Pと少ないが)絵的にも一番エロかな。他に山本賢治阿倍野ちゃこ内村かなめむっちりむうにい速野悠二、Donkey。巻末に6Pの設定資料付き。
ポスター 舞乙Zweiキミキス。サイズは横長の半切。誌名にかけたのか、いちごが絵の中に取り入れてある。キミキスの菜々はいちご型のクッションでむき出しの胸を隠しているという構図。現在、ゲーム版の公式サイトで同じ絵を使った壁紙がダウンロードできる。